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太陽光設備にはどれだけの管理費がかかるのか?

  2016/04/06    リアルな活動報告

昨日のブログでは、1.5億円の太陽光設備のリース契約にあたり、

 

太陽光も不動産と同じく、

 

管理費を節約してキャッシュフローを高めることが重要

 

とお伝えしました。

 

 

今回は、私が直面している太陽光の管理契約内容について

 

自らの復習も含めてお話しします。

 

太陽光設備には、高圧と低圧がある

 

まず、太陽光発電は

 

50kW未満の「低圧連系」と

 

50kWを超える「高圧連系」

 

に分類されます。

 

 

高圧連系というのは

 

太陽光パネル(モジュール)が日差しを受けて

 

パワーコンディショナーで電気を吸い上げ

 

それを高圧電流に変える装置

 

「キュービクル」

 

で集めて各電力会社へ供給する

 

という仕組みになります。

 

 

50kW未満の「低圧連系」だと

 

集めた電気をそのまま電力会社へ送るため

 

キュービクルが不要です。

 

 

キュービクルというのは

 

装置自体に100kWあたり100万円〜150万円の設置費用がかかり、

 

さらに高圧電流を扱う危険な装置のため、

 

電気主任技術者という職人さんに

 

年2回の定期点検が義務付けられます。

 

素人が安易に触ると命に関わるほど

 

危ないものだそうです。

 

この費用はおよそ年間売電総額の2%〜5%といわれ、

 

私の物件の場合、年間1,600万円も売電されるため

324,000円/年

 

かかることがわかっています。

 

いやー、「高圧連系」というのは

 

お金がかかります。

 

 

このため、100kW近いのものだと

 

50kW未満を2つ

 

という風に分割して設置することも

 

節約の手段になります。

 

 

 

今回の物件は、220kWと80kWの2区画で、

 

すでに3年経過している中古ですので

 

今更ジタバタすることはできません。

 

太陽光設備の通常管理業務とは?

 

さらに通常の管理として

 

これは「野立て」なら低圧も高圧も同じですが

 

 

それぞれの装置が健全な状態で置かれているか

 

いたずらや盗難がないか

 

鳥のフンなどがついていないか

 

(これ、結構あるそうです)

 

草が生えてきたら除草も必要

 

などなど

 

自分で管理することもできるけれど

 

私の家からはかなり遠い場所にあるので

 

管理会社に頼まざるを得ません。

 

この費用に大体30万円〜40万円かかります。

 

 

そして万が一、

 

落雷などで装置が故障したりする場合に備え、

 

保険にも加入しますから

 

プラス35万円。

 

 

大規模な太陽光設備というのは

 

維持費も大規模ですね。

 

太陽光から得られる利益の考え方

 

この規模だともはや

 

「発電所」という名前になります。

 

 

きっと社会に貢献しているのだな

 

と思い、収益だけでない部分で

 

無理やり納得する気持ちになりました。

 

 

それでも今回の物件は

 

利回り10.8%

 

買取価格40円(税別)

 

借入金利3.24%(融資として換算した場合)

 

借入期間15年

 

残存売電確約期間 17年

 

ということで

 

年間キャッシュフロー 230万円

 

完済後の16年目・17年目はそれぞれ

 

1,500万円の売電額から管理費と保険を引いた

 

1,350万円がそのまま手残り

 

という計画になります。

 

もちろん、自己資金0円です。

 

 

これが将来、吉と出るか凶と出るか

 

意見が分かれるところと思いますが

 

とりあえず私の結論は「GO」でしたので

 

良い結果になるよう

 

努力あるのみです。

 

 

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