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2016年の太陽光買取価格発表!

  2016/04/07    投資の考え方

経済産業省は3月18日、再生可能エネルギーの

平成28年度買取価格を発表しました。

 

再生可能エネルギーとは

 

太陽光

 

風力

 

地熱

 

水力

 

バイオマス

 

があり、

 

*バイオマスとは、いろいろな種類があり、木質資源、下水汚泥、家畜糞尿、食物残渣等の動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことを言います。

 

 

その中でも今回、買取価格の変更があったのは

 

「太陽光」のみ。

 

買取価格は1kWあたり

 

24円!!

 

安い!!

 

 

ちなみにこの制度がスタートした2012年からみてみると

 

2012年(平成24年) 40円

 

2013年(平成25年) 36円

 

2014年(平成26年) 32円

 

2015年(平成27年) 27円

 

とどんどん下がっていき、

 

今年の2016年(平成28年)は

 

とうとう24円になってしまいました。

 

いずれも20年の期間固定ですので、

 

申請が受理された年の金額が

 

20年間ずっと続くことになります。

 

太陽光の利回りとは?

 

太陽光設備はかつて

 

一年分の売電収入を導入費用(設備代等)で割ると、

 

10〜12%の利回りとなり

 

経年とともに若干の出力が落ちるものの

 

激しいパワー下落は到底考えられず

 

「空室のない賃貸物件」として

 

魅力的な案件でした。

 

 

しかしそれは、

 

2014年の32円時代

 

までです。

 

 

いくら太陽光パネルの設備代のコストダウンが進み

 

安く設置できるようになったとしても、

 

売電価格が24円になってしまっては

 

魅力ある利回りは期待できず、

 

十分なキャッシュフローは見込めません。

 

 

 

こんな風になってしまったのは

 

かつてのお得な40円時代に

 

たくさんの資産家がこぞって太陽光を導入したため

 

もはや受け入れる側の器(キャパシティ)

 

が一杯になってしまったこと

 

 

そして電力自由化によって

 

買い取った電力を安く供給しなければ

 

ならなくなったからです。

 

 

 

一部では、新しく電力の売買に参入した会社が、

 

これまでの買取価格に1円を上乗せして

 

買取る動きもあり、

 

ますます競争が激化しています。

 

 

電力会社さんも大変です。

 

 

こういう動きをみて

 

各金融機関は

 

太陽光への融資から一気に手を引いています。

 

太陽光と時代の流れ

 

これまでの動きを「世の中の流れ」として整理すると、

 

 

再生資源エネルギーが注目を浴び

 

「これからは太陽光だ」となり

 

国が助成金を出して設備導入を促した

 

その恩恵を受け、太陽光設備が乱立し

 

電力会社が受け容れられないほどの

 

量とスピードで増え続けた

 

やがて「余り」の兆しが見え

 

さらに電力自由化

 

こうなってくると

 

もはや買取はほとんど必要ないかもしれないけれど

 

急に止めるわけにもいかず

 

できるだけ安い金額で買取るようになる。

 

 

ここまででおよそ5年

 

というわけです。

 

 

太陽光投資の醍醐味

 

最初の恩恵を受けるには

 

太陽光っていうものがあるらしい

 

どうなるか保証はないけど

 

多分利益が上がる

 

 

というレベルから投資判断を行い

 

チャレンジングに投資してきた人々が

 

大きな利益を得るのです。

 

 

みんなが始めて

 

安全を確かめながら

 

ようやく追随するようでは

 

もはやほとんど利益がなくなりますね。

 

太陽光に

 

投資判断の重要性と

即、行動することの

大切さを学びました。

 

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太陽光設備にはどれだけの管理費がかかるのか?
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