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不動産投資とガーナチョコレート

  2016/04/02    投資の考え方

今春、娘が大学に入学しました。

 

妻と二人で入学式に出かけたのですが、

会場に入れる親は1名のみで

 

私は別室からスクリーンに映し出されている中継を

 

眺めることになりました。

 

 

学校の教育方針は

 

「他者のために、他者とともに生きる」。

 

カトリック系の大学で

私は深く理解している者ではありませんが、

理事長がわかりやすく具体例を挙げて

説明してくださいました。

 

本校の生徒が、学生時代、初めてガーナ共和国に行きました。

ガーナといえばチョコレート。

 

その男子学生は

ガーナの人はみんなチョコレートを食べているもの

と思いきや

実際、現地でのチョコは非常に高価で、

食事一回分に相当する価格なのだそうです。

 

そのため、チョコレートを作っているガーナの

ほとんどの人は

製品になったチョコを食べたことがありません。

 

そのことに驚いた彼は、

現地で「チョコレートを作るワークショップ」を企画し

約100名の子供たちが参加して

初めてチョコを食べる体験をしました。

その時の子供たちの表情が

とても輝いていて、印象的だったそうです。

 

さらにその学生は日本へ帰国した後

今度は国内で

「本当のガーナチョコレートを作るプロジェクト」

を立ち上げ、

全国各地で50回以上開催。

 

同時にガーナの文化や伝統的な食事を紹介する

プログラムを確立しました。

 

さらに次のステップでは、

カカオの収穫から製造まで

すべて made in Ghana のチョコレートを

東京・大阪の百貨店で販売。

 

600個を完売し、

売上はガーナの子供たちの教育費として

寄付されたそうです。

 

その学生は在学中に

他者とともに夢を築いていくこと

他者のために何ができるのか

 

人類が抱えている課題は何か

自分には何ができるのか

 

ということを常に考えて

行動した

とのことです。

 

恐るべし。最近の大学生。

 

年齢や経験に関係なく

相手のことを思いやり

現状を変えたいと願う強い心が

世の中を動かすのです。

 

不動産投資でも

現状の課題を見極めること

人が喜ぶことを考えること

 

これが結果的に

成功への近道になります。

 

 

つい自分の利益だけを追い求めがちですが

 

販売会社の視点

 

管理会社の望み

 

銀行の目線

 

そして何より

 

入居者のニーズ

 

を考えられなければ

 

不動産投資の成功はなかなかつかめません。

 

 

私の娘がこの教えをモットーにする

大学に通うことができて

親としてはまず安心です。

 

そしていつか

私が娘から学ぶ日も

そう遠くないかもしれません。

 

そんなことを考えながら

大型スクリーンの会場をあとにしました。

 

一見、不動産投資とはなんの関係もない

大学の入学式であっても

受け止める側の心構えによって

いろんなことが

ヒントになりますね。

 

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