不動産投資をする目標は何ですか?
2016/01/04 業界裏ばなし
今日は私の出版の特典動画を撮るために、同じ不動産投資家仲間にインタビューをしました。
その投資家さんは、3年で10棟の物件を所有・運営され、すでにサラリーマンをリタイヤされている
筋金入りの大家さんです。
その覚悟には、思わず感動さえ覚えました。
彼が不動産投資を始めたきっかけは、
2011年の東日本大震災で自宅が被災し、1階部分が全壊して大規模な修繕をしたこと。
その際にかかった莫大な修繕費を、どうすれば回収できるか、と考えて
不動産投資に行き着いたそうです。
それから不動産に関することを1から勉強し、あっという間に物件を買い進め、
そのほとんどが利回り20%超え。
中には利回り30%の物件もあるそうです。
3年経った現在ではゆうに5,000万円を超える家賃収入を得ています。
なぜそんなに利回りが高いのかというと
築古の木造を全空室(全室が空き部屋という意味)の状態で購入するので
非常に安く買えるからです。
築古の木造は、金融機関がなかなか融資をしてくれません。
建物の残存価値が低いため、
担保として評価してもらえないからです。
その上、空室が多ければなおさら
収益物件として認められません。
ところが、
彼の一番スゴイところは
諦めずに銀行を探したところです。
断られても断られても
銀行にアプローチし続けて3年、
そしてようやく、不動産融資に難色を示していた銀行を口説き落とし、
融資を引き出しました。
彼の場合、10社訪問して1社がモノになるかどうか、
という確率だそうです。
銀行開拓は不動産投資活動の中で
もっともハードルが高い部類の課題です。
「取り合ってくれなかったらどうしよう」
「バカにされたらどうしよう」
そんな不安が頭によぎりながら
それらをすべて振り払って
銀行の門を叩かなければなりません。
ではなぜ、彼は、
断られても断られても
諦めずに銀行に通い続けられたのでしょうか。
その答えは、
不動産投資で成功しなければならない理由、
つまり「目標」があったらから。
彼には、
被災して途方にくれた人々や土地を、
もう一度自分の手で蘇らせたい
という本気の夢があります。
具体的には
廃れた土地を再び農業用地として再生し、
そこに雇用を生み出し
生産・供給・需要のサイクルを
確立しようとしています。
自分のためではなく、社会のため。
しかしそのきっかけは、
他ならぬ自分自身の苦しい被災体験にあり。
被災後は体を壊し、
働いても働いても明日の見えない人生に
震える日々があったそうです。
そんな実話を目の当たりにし、
その人の覚悟が大きな説得力を持って
伝わってきました。
不動産投資で成功している人の多くは
このように
揺るぎない目標
根拠のある目標
に支えられています。
「目標・目的がもっとも重要」
というのは
本やセミナーだけの話ではなく、
成功者の体験談からも
実証されているのです。
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