これからの物件バリューは、ドアとポストのキーがカギ?
2015/11/29 リアルな活動報告
昨日参加した「浦安大家塾」では、玄関ドアの鍵メーカー、株式会社シャーロックさんのタイアップがあり、最新のドアキー現物を見せていただきながら、最近の賃貸部件動向についてお話を伺いしました。
ドアのカギといえば、入居者が変わるごとに交換しなければいけないし、その「カギ交換費用」を入居者に負担してもらう原則が、いつまで守られるかわかりません。
今回の提案は、カギのシリンダー部を毎回交換することなく、
カギを無効化・更新できるシステムでした。
入居者用のカギは、なんとプラスチックのカードキーで、
これを差し込むだけで簡単に施錠・解錠できるものです。
プラスチック〜? と聞いて、耐久性やセキュリティ性能が大いに心配されましたが、そんな疑問や懸念には当然のように十分な対策されており、メーカーの方が得意げに解説を加えました。細かい説明は割愛しますが、かなり使い勝手に優れた最新機器であることに間違いありません。
もしも興味がある方はこちらをご覧ください。
https://www.sherlock.co.jp/product/
導入費用もそんなに高いものではないので、自分の所有物件に検討してみようかな、と思いましたが、残念ながらドアノブが「ハンドルタイプ」でないと交換できないそうです。
私の物件は築年数が経っているので、全て「握り玉タイプ」でした。
もう一つの小話としては、郵便ポストのダイヤル錠にまつわる話です。
ちょっと気の利いた物件だと、ポストにダイヤル錠がついていますが、この利用率をご存知ですか? 物件によっても異なるでしょうが、今回の事例では30世帯中27室はノーロックで使っているとのことでした。ほとんど使われていないようです。
自分の個人情報が満載の郵便物は、本来カギをかけて守った方が良いのですが、毎回毎回ダイヤルを回してカギをかけたり開けたりするのが面倒なのですかね。
シャーロック社のメールボックスは、そのカギも、家のカギと併用できるカードキーを使用するもので、これもまた説得力のある説明でした。
現物をみると、確かに「かっこいいなー」と思える装置で、入居者さんにも安心感を与えるセキュリティ性をアピールできると感じました。
しかしながら、郵便ポストのカギの利用率が少ない中で、実際にどれだけの効果があるのだろう。
そんな思いを抱きながら、こんな時は「設置の時期」を考えるといいと思いました。
物件の利益が出て、減価償却も落ち着いてきたら、このようなバリューアップをすることでまた経費を有効に活用していく、というのも大切な考え方です。
そういう時の準備として、常に新しい情報を取り入れ続ける心がけが重要なのです。
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