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「老後は1億円必要」という常識?に不動産投資で備える!

  2015/11/26    投資の考え方

今日の日経新聞電子版に、

「老後に1億円必要」は本当か

という記事が掲載されていました。

書かれたのは経済コラムニストの大江英樹さんという方ですが、

結論を言えば、「それは人の考え方によって違う」という、至極ごもっともな本質を、とてもわかりやすく解説されていました。

 

まず、雑誌などではよく「老後は1億円必要」という特集が組まれるそうです。

このこと自体、私には初耳だったのですが、特集を組んで世間を煽る裏には、金融機関や保険会社の商魂が思い切り見え隠れしているとのこと。

なるほど。ビジネスの広告手法の一つかもしれません。

 

「老後に1億円かかる」という計算の根拠は、65歳から90歳までの間に、月35万円で25年間生活する、という試算が前提になっているようです。月50万円ぐらいでリッチな生活をしたいのであれば、1億5,000万円かかります。

そこで、サラリーマンの公的年金で、夫婦二人の場合では月の平均的な受給額は約22万円、25年で6,600万円になりますので、プラスαを考えて大体1億円ということだそうです。

仮に1億円としても、7〜8割は公的年金・退職金・企業年金でまかなわれ、あと数千万円を増やす努力をするか、もしくは生活を切り詰めていけば大丈夫。そういう心構えで、あまりメディアの情報に踊らされないよう、自分の頭で考え、自分で判断するように、とのメッセージでした。

 

確かにその通りですね。何十年も先のことなんて、お金の価値が変わるだろうし、年金制度も不安定、そして自分の健康についてもどうなるかわかるはずがないのですから、人から聞いた話で不安になってばかりいるのは、無駄な時間を過ごすことになります。

 

そんなことに同感しながら、不動産投資は数十年にわたって安定した収入をもたらす仕組みですから、今のうちに持っておくことが本当に重要なんだなぁ、とつくづく思います。不動産という「資産」を持っていれば、年金への不安や、利殖話にやたらと飛びつく必要もなく、自分の生活をしっかり見つめていくことができると思います。

 

それでもやはり、不動産投資だって、自分がどうなりたいか、をはっきりさせておかないと、物件選びの際に間違えたり、購入するタイミングを逸したりすることにつながります。

 

不動産投資家にとっての「老後」があるとしたら、毎月の収入や支出がいくらか、を心配するよりも、得たお金と時間で人生をどう生きるか、を真剣に実践することがより大切だと思うのです。

 

桜木不動産投資塾

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