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不動産業者の種類はどれだけあるの?

 

収益物件を手に入れ、円滑な賃貸経営を行うために、

最も重要なパートナーとなるのは、言うまでもなく

不動産業者です。

 

一口に不動産会社と言っても

それぞれの企業で特化した分野を持っています。

 

駅前の地元の賃貸物件を仲介することをメインにしているものは

地元密着型の昔ながらの老舗だったり、

大手チェーンの傘下に入り、フランチャイズで店舗展開しているものが

ありますね。

 

タワーマンションの販売を手がけている会社や

住宅専門の建売などは、主に「実需」と言って、

購入者が自分で住む家(部屋)を販売することに注力しています。

 

また、さらに広い視点では、

細かい土地を買い上げて事業用地として開発できるように

話をまとめる、いわゆる「地上げ」を専門とする業者や、

 

比較的大規模な土地を仕入れてマンションや住宅を建てることを

専門にしている「デベロッパー」と呼ばれる形態もあります。

 

そして私たち不動産投資家と最も関係が深いのが

収益不動産を専門に扱う会社です。

 

あえて回りくどい説明になりましたが、

不動産投資を始める際の基礎知識として

業界全体を俯瞰し、

自分に適した会社と効率よく出会うための

予備知識として覚えておくと良いと思います。

 

 

さて、収益不動産を専門に扱う業者は

仲介物件をどのように探してくるのかというと

 

主には「レインズ」と呼ばれる

不動産業者向けの物件情報システムが使われています。

 

レインズは

Real Estate Information Network System=REINS

と言って、宅地建物取引業法に基づき、

国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」である

全国で4つの公益社団法人や公益財団法人によって運営されています。
ここには全国の不動産業者が加入し、ネットワークで結ばれているのです。

つまり、我々のような個人の不動産投資家では見ることができない、

商品で言うところの「卸売市場」のような流通ソースになります。

 

この卸売市場に常にアクセスし、全国から情報を集めて

私たちエンドユーザーに紹介・斡旋して

その仲介手数料を得る、というスキームが

この業態のビジネスモデルです。

 

ですので、一般の不動産ポータルサイトに載っている物件や

チラシ広告等で見かけるものは

ほとんどが「レインズ」から引っ張ってきた物件

ということになります。

 

全国の不動産会社に公知されているため

それだけ早く見つけて、早く購入交渉をしないと

魅力的なものほど あっという間に売れてしまうのですね。

 

ところが例外として、売主から直接 売却を依頼され、

しかも短期で成約させたい事情があったり、

 

不動産会社自ら物件を買い付け、

修繕したり満室にした上で、

幾らかの利益を乗せてすぐに売却するケースもあります。

 

そういう物件は「未公開」とされ

取り扱う業者は専任で販売までを行うことが多いです。

 

短期売買が最優先となるので、当然ながら利回りなどの条件が

抜群に良いものがあります。

 

このような未公開物件を仕入れられる力を持った業者と

いかに多くのコンタクトを取れるかが

収益不動産を手堅く購入するためのポイントなのです。

 

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