久しぶりに銀行を訪問しました
2016/05/27 リアルな活動報告
3月末に決済した物件の
融資をしてくれた地銀から呼び出されました。
融資の条件として、定期預金をつくる約束をしたので
それを実行するためです。
本当は、そういうことを条件に融資をしてはいけないはずですが
こちらはお金を貸してもらう立場上、
無碍に断ることはできません。
銀行さんも期末だったこともあり、
かなり私への融資を獲得しておきたい事情があったようで
「とりあえず何ヶ月か置いてくれればいいですから・・・」
という風なニュアンスでした。
それでも一回は預けないといけないので
ちょっと遅くなりましたが
定期預金を作りに行ったわけです。
それにしても、定期預金は1ヶ月でも1年でも
金利は0.01%。
0.01%って、100万円を1年預けたとして
利息が100円。
1,000万円でも1,000円です。
開いた口が塞がらないくらい
寂しい利息ですね。
最近の収益物件は価格が高騰して
良いものでも9%、8%が当たり前となっていますが、
それでも定期預金の900倍・800倍です。
これでは多くの人が不動産投資に注目するのも
無理のない話です。
地銀の営業マンも申し訳なさそうにしていました。
それでもせっかくの機会なので
その銀行の融資状況とスタンスについて
できる限りヒアリングしてきましたのでお伝えします。
マイナス金利になって、融資額は増えましたか?
(回答)
いいえ、特に目立った増加はありません。
確かに日銀に預けるとお金を取られてしまうので
銀行としては企業や個人に融資をしなければ
利益が得られないようになりました。
だからといってやみくもに貸し出すわけにもいかず
慎重に融資先を探している状況です。
→やはり、世の中で報じられているほど
銀行融資が緩くなっているわけではなさそうです。
本部から、「不動産への融資を増やせ」などの指示は?
(回答)
ありません。
うちは群馬県に本部を置く地銀ですから
収益物件にこだわる方針は出にくいですね。
しかし、特に都内の支店では
管轄エリアの不動産に融資できれば
安定していることがわかっているので
それぞれに戦略を立てていると思います。
→なるほど。支店によって考え方が違うということですね。
融資をするとき、属性はどのくらい重要ですか?
(回答)
不動産に融資をする場合、私どもの銀行で最も重視しているのは
「収益性」です。
勤務先は上場企業に越したことはないし
年収も高い方が好ましいのですが、
やはり物件の収益性が最も融資判断に影響します。
→こちらの銀行の場合、積算よりも
収益性の方を重視するとのこと。
もちろん銀行ならではの評価基準がありますが
返済金利は実情と関係なく「4%」で試算するそうです。
今回は単なるヒアリングに終わりましたが、
このような面談を重ねることで
銀行の考えも細かくわかってきます。
そして向こうに私の顔を覚えてもらうこともできて
やがて次の物件や知人の紹介などに役立ってくるのです。
銀行との地道なコミュニケーションで
無駄なことは一つもなく、
逆に、すべての機会を前向きに捉えることで
次につながります。
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