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不動産投資と芝居鑑賞

  2016/05/14    リアルな活動報告

ふと思い立って、六本木の俳優座劇場で上演されている

「乳房」〜天上の花となった君へ〜

という芝居を観に行ってきました。

 

きっかけは、昨日、六本木を散歩していたとき

俳優座の前で二人の役者のポスターが目に止まりました。

 

今、NHKの大河ドラマで徳川家康役をやっている

内野聖陽さんと

 

朝の連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン

波瑠さん

 

今私が最も注目している俳優さんだったので

とても気になり、

翌日の今日、当日券を買って観たわけです。

 

300名くらいの観客席は満員で

1時間30分の間、シンプルな舞台設定を前に

ずっと二人の掛け合いで終始しました。

 

本を手に持ちながらの

「朗読」

というスタイルで

 

原作者の伊集院静氏が

亡き妻で女優の、故夏目雅子さんとの

回想シーンを綴った物語でした。

 

酒とギャンブルに溺れていた中年男性が

まっすぐに生きる歳の離れた女性との出会いによって

生き方を変えた。

ところがその女性と結婚後、わずか7ヶ月後にガンで失い

戸惑いながらも真実の愛を信じ続けていく・・・

 

 

芝居の鑑賞スタイルには主に3つのスタイルがあり、

・有名な人を間近で見て満足する

・作品に没頭して鑑賞する

・その舞台の裏側まで理解しようとする

 

となりますが、

かつて舞台人だったこともある私にとって

 

久しぶりに一人で見た純粋なお芝居を前に

どうしてももっと理解を深めたい

という気持ちになり、舞台を観た後に

1,000円のパンフレットを買って読み込みました。

 

すると案の定

そこには役者と演出家の想い、稽古での苦労話などが凝縮しており

さらに深い部分を読み取ることができました。

 

「単なる朗読劇として捉えないでほしい」

「夏目雅子さんのことはあくまでも題材であり

本質は”希望を捨てないこと”を伝えたい」

「演技の声、目線、動きの一つ一つに細心の注意を払った」

 

などなど、

一回観ただけででは到底気づかなかったであろうコメントを読み、

さっき観たシーンを思い出して、いちいち納得していきました。

 

 

プロフェッショナルな仕事とは

結局のところ

「伝えること」

をどれだけ意識しているか

ということで共通するものがあると思います。

 

不動産投資の局面でも

自分がどれだけ考え、どう表現するか、どう理解してもらえるか

が肝心です。

 

単に、いくら投資して、いくら儲かって

ということがビジネスだ、という人もいるかもしれませんが、

 

私は、人に関わる限り

常に自分の考え方・視点を持ち、

それをどう伝えるか

という課題に真剣に向き合っていきたい

と思っています。

 

そういう意味では

不動産投資家も時には

「演じる」ことが

必要なのかもしれません。

 

そしてこのような芸術を鑑賞する時には

もっと自然に、伝えたいことをキャッチできるように

高い感性のアンテナを張っておきたいものです。

 

 

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