不動産会社のスーパー営業マンが語る、困ったお客さんとは
先日、懇意にしている仲介不動産会社の方と会食をする機会があり、
そこで
「不動産投資家で、嫌なタイプのお客さんってどんな人?」
と聞いたところ、とても興味深いコメントがありました。
なぜなら、私が勝手に想像する限りでは、
・お金を持っていないのに不動産を欲しがる人
が困ったお客さんと思われるのでは?と考えていたのですが、
全く違ったからです。
『仲介不動産会社にとって、困る人』は
① 人間関係を大切にしない人
② 何がしたいかわからない人
③ 決断できない人
だそうです。
特に①がダントツ1位で、
不動産業界は今だに「超アナログ」な世界で、人の感情や付き合いの上に成り立っていることが多いため、相手のことを大切に思わない人、配慮が足りない人は仕事がやり難く、結果的にうまくいかないケースが多いそうです。
時々、「買ってやるんだからもう少し安くしろ!」とか言って来る人が
いるらしく、こういうのは最悪です。
②・③は、自分が将来「どうなりたいか」という目的をしっかり持っていない人。その物件を手に入れることの価値がわからず、不動産は人によってメリットや基準が異なることも多いので、仲介としても自信を持って奨められなくなるそうです。だからいざという時の高額な投資判断もできない、となります。
一番意外だったのは、
大金を持っている資産家も、
困るケースの方が多いそうです。
別にどうしてもその不動産を買わなくてもいいし・・・、というスタンスのため、物件購入に対して真剣になり難いんですよ、とのこと。
逆に、
お金は無いけど志の高い人、
このタイプが最も不動産仲介業として
「やり甲斐を感じる」
そうです。
お金のない人ほどやる気があり、お金のある人はそこそこの意欲・・・。
ウーン。何となくわかるなぁ。
ですので、お金がなくても理想の高い人であれば、長いスパンで考えて
一緒に取り組んでいきたい、と思うそうです。
それが仲介業のやり甲斐
だと、はっきり言ってくれました。
何だか今日は勇気をもらえて嬉しかったです。
こういう不動産会社の方と組めれば、投資家としては万全ですね。
関連記事
収益不動産を買うなら、どんな場所を選ぶべきか?
「不動産を買うなら、自宅から2時間以内で観に行ける処に買いたい」
という人がいるようですが、思わず
「なぜ?」と
聞いてみたくなります。
自分が買った物件を、ときどきは見に行ってみたい
何かあった時にも現場に駆けつけられるようにしたい
と思うのかもしれませんが、時々見に行ったって、
何もすることないですよ。笑
外観だけなら一度見て写真を撮っておけば充分だし。
万が一、物件に何かが起きた場合には、
オーナーごときが現場にいても何もできません。
(あなたが業界の人で、知識とノウハウをお持ちなら話は別ですが)
素人のオーナーは、管理会社さんが対応してくれているところを、
ただ指を食わえて見ているだけになると思われます。
そんなことより大事なのは、
どこにいても管理会社の方ときちんと連絡が取れるように
しておくことです。
そして素早い判断をすること。
つまり、物件を買う場所は、全国どこでも大差ないんだ、
ということを覚えておきましょう。
また、駅から歩いて行ける距離でなければ、
というのも条件にする人がいますが、
実はこれも実際には全く問題ありません。
駅からバスで何十分もかかる距離であっても、
きちんと満室になっている部屋はいくらでもあります。
収益不動産とは、自分が住みたい部屋を買うのではなく、
その地域の需要の多いターゲットをにらんで買うこと
がベストです。
そんな正確なマーケティングはできていないんだ、という方は
まずは、
「物件はどこに買ってもいいんだ」
ということを
肝に銘じておくことをお奨めします。
これはかなりフワッとした内容ですが、
前にお話しした「利回り」の他に、物件の基準となりがちなのが
「場所」だと思っている方は、
その考えはすぐに改めた方が良いです。
どこにいても、どこに買っても、管理していけるのが
収益不動産の素晴らしいところです。
関連記事
収益不動産を買うときに気にする「利回り」って?
不動産を購入しようと物件を探す時、まず最初に見るのが「利回り」。
ではこの「利回り」とは何を示すものでしょうか。
もちろん、銀行にお金を預ける場合には、預けたお金につく利息のことを
「利回り」と言いますが、収益不動産の場合には少し違います。
とは言っても、お金を預けることに対するリターン、という意味では同じなのですが、
不動産の場合には全体収支を把握するのに深い意味を持ってくるので
ここでは出来る限り丁寧にお話しします。
不動産市場でいう「利回り」とは、
物件価格に対する家賃収入の割合です。
利回り=家賃収入/物件価格
ですね。
例えば1億円の物件で、満室時の家賃収入が1,000万円の場合、
利回りは10%。
家賃収入が8,000万円の場合には8%、
となります。
当然、利回りは高ければ高い方が良いのですが、それはつまり
物件価格が安いか、家賃が高いか
のいずれかである必要があり、
最近の不動産市況の中では大体7〜8%が平均。
利回り9%を越えるものが出るとあっという間に売れてしまいます。
東京23区内の物件は、4%とか高くてもせいぜい6%程度。
それでも銀行に預けるよりははるかに「高利回り」なので、
現金をたくさん持っている人は、不動産に投資した方が
効率が良いというわけです。
中国や台湾をはじめとする海外の富裕層も
日本の物件の方が利回りが高いという理由で、近頃は
都心の物件を中心に投資するケースが多くなっているそうです。
こうなってくると、ますます物件の値段が上がり(利回りは下がり)
融資を引いて物件を買おうとする普通のサラリーマン層には
厳しい状況になってきます。
しかし、だからと言って買えないわけではありません。
また、ある程度の利回りを期待して物件を購入しても、
不動産の利回りは「家賃収入」に左右されますので
空室になってしまえばその分、利回りは下がりますし、
家賃が安くなっても、当然ながら利回りは下がります。
逆に、部屋を魅力的にリフォームして価値を高め、
家賃を上げることができれば、
利回りは買った時よりも高くなります。
そういうことを認識しながら、市場を見て、土地を見て、競合を見て、
物件に向き合うことが大切です。
関連記事
不動産投資で成功する人はこんな人
「不動産に興味を持っているけれど、何から始めればよいのか
さっぱりわからない。誰かに教えてもらいたい」
という人は、かなり成功する可能性が高いです。
なぜなら、こういうことはうまくいっている人の話を聞いて、
その通りに実践すること
が、成功への一番の近道だからです。
「でも不動産って何だか難しそう」
「大きなお金がかかるから、今の私には無理」
「きっとリスクや落とし穴があるに違いない」
「ロバートキヨサキの”金持ち父さん貧乏父さん”を読んで
不動産に興味を持ったけど、何からはじめていいかわからない。」
こういう人がとっても多いのに驚きます。
でも、実際にやってみて、不動産ビジネスの仕組みを理解していくと
これほど効率の良い安全な投資は他にない、と誰もが気づくのです。
そんな不動産投資に出逢い、愚直に行動し続けて来たサラリーマンが
自己資金0円から始めて1年半で月収100万円を手に入れました。
おかげで給与収入は一銭も遣わずに、
娘を一年間の海外留学に行かせたり、
夏休みに家族4人をハワイ旅行へ連れて行けるようになりました。
そしてこれからも、更なる事業拡大と豊かな生活
=サラリーマンリタイヤ
を目指しています。
これはつまり、あなたにもできる、非常に再現性の高い錬金術なのです。
関連記事