2016年 日本一の管理会社はどこだ?
2016/01/03 業界裏ばなし
1月4日付の全国賃貸住宅新聞に
「2016賃貸仲介件数ランキング254社」が掲載されました。
2016といっても、実際は昨年(2015年)中の実績を比較しているものです。
賃貸仲介件数、というのは
いわゆる「入居者の契約をした=空室を埋めた」件数
ということになります。
不動産オーナーにとってはもっとも期待値の高い業務で
実績が高い、というのは
それだけでちょっとした参考になります。
1位:大東建託(15万6,151件)
2位:エイブル(15万2,978件)
3位:ミニミニ(14万8,986件)
4位:ハウスコム(6万7,369件)
5位:東建コーポレーション(6万5,959件)
6位:ハウスメイドパートナーズ(6万4,885件)
7位:タイセイ・ハウジー(5万1,532件)
8位:大和リビング(4万5,719件)
9位:常口アトム(4万2,850件)
10位:アパマンショップリーシング(4万420件)
私が都内で管理を委託しているミニミニさんは3位でした。
今回2位のエイブルは、仲介件数前年比で8,461件も増加し、1位の大東建託との差・9,230件を一気に3,173件にまで縮めました。
このかげには「社長交代が現場の意識改善につながった」とのことで、今年はこの勢いで首位奪還を目指しているそうです。来店成約比率は53%に達し、非常に勢いがありますね。
ただし、こういう順位はどうしても「成約件数」の絶対値で比較されるため、当然ながら店舗数が多い方が有利です。全体の順位が高い=規模が大きいことが、逆に会社組織として取引条件は公平性を保つ必要があり、個別の細かい要望には応えにくいという難点もあり得ます。
私たちオーナーは、管理会社の規模が大きいことよりも、どちらかというと成約件数比率の方が重要で、たとえ1店舗であっても、問い合わせから成約までの確率が高い方が、頼もしい管理会社に見えますね。でも残念ながらそういう数値を公表して比較するデータはありません。
でも、こういった管理会社の市況、各会社の目標を知っておくことで、コミュニケーションの一つの材料になることは間違いありません。
もしも取引の管理会社がトップ10に入っているなら、それを直接訪問した時に話題にすれば、管理会社さんにとっても嬉しいでしょうし、「情報のアンテナの高いオーナー」として印象づけられるかもしれません。
また、実際にこの話題をベースに、その管理会社の取引件数や、仲介成約率を聞くと、全国トップ10と比較してどのくらいの実力なのかを推し量ることもでき、相手を理解するための一助になります。そうすることによって、自分の所有物件の空室を埋める期待値も自然に理解できるのではないでしょうか。
とにかく空室を埋めてくれ、の1点張りではなく、
こうして相手の理解を深め、
相互に納得のいく結果を出すべく
協力していけるといいですね。
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