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「不動産投資」という言葉だけで、だまされるかもしれないと思っている人が意外に多い

  2015/10/02    業界裏ばなし

不動産投資に興味を持ち、書籍を読んだりセミナーに参加して、ずっと真面目に勉強してきて、ついにお宝物件を目の前にした時、例えば友人や家族に相談すると

「だまされているんじゃないの?」

と言われた

という話を耳にすることがあります。

 

その気持ちは少しわかります。

不動産業者っていう言葉だけで怪しさを覚える人も世の中にはいるんだなぁ、と思います。

 

不動産業というのは、比較的参入障壁が低い、つまり特別な権利や設備がないとできないわけではない業種です。

もちろん簡単ではありませんし、資格や認可、資金も必要です。

その資格は「宅地建物取引士」といいますが、実は不動産業に従事する人全員が持っているわけではなく、各事務所に宅建取引士が1人いれば、あと4人までは資格がなくても良いのです。

そして不動産仲介業は、何億円もの物件を仲介した時に、あっという間に数百万円単位で紹介料が入るので、1回の成約が取れれば非常に効率の良い営業活動になります。売れれば大もうけ。でも売れなければゼロ。そして本人のやる気・やり方次第で成果が大きく左右されます。

ですので、どんな人でも比較的容易に始められ、収入も大きいとなると、危ない筋の人達が関わってく可能性もあるし、頑張ったけど倒産してしまう会社もあります。

というわけで、不動産会社の人が絶対に信頼できるのかと言われれば、保証はできません。しかしTVドラマとは異なり、実際にそういうケースはとても稀なのではないか、と思うのが実感です。

私には多くの不動産投資家仲間がいますが、悪い噂はすぐに流れるか、仲間内でシェアされるかと思いきや、これまで一度も「騙された」という情報は聞いたことがありません

 

だます」というのは、例えばこの物件を売る、と言って
実は売らないか、
もしくはその物件が実在しなかった
ということですよね。冷静に考えると、これはかなりあり得ないと思います。

売買契約書を交わす時には通常、実際の物件を現場で確認し、金融機関の評価も得て、登記簿謄本を照合して押印するのですから、契約書と現物がマッチしないという可能性はかなり低くなります。

 

あとは、騙されたわけではないけれど
よく説明を聞いていなくて話が違った
ということは時々あります。こういう場合は聞く側にも責任があることがほとんどです。

思いのほか修繕費がかかったり、
現場を観に行ったら環境が良くなかったり、
予定していた収益が得られないことは
普通に起こり得ます。

それは騙されたというのとは違い、自身の調査不足・認識不足が原因です。

 

そういうことが起こらないように、念のため、契約書の内容を確認する必要はあります。

ではどうやって、誰に確認すればいいの?

という状況の方もいらっしゃるでしょう。

 

そんな時には、まず

自分の言葉で疑問を書き出して、

それが契約書にどういう表現で記載されているか

目視できるようにしましょう。

「もしもローンが通らなかったら契約解除できるのか」

「一度支払った手付金は戻ってくるのか」

「引渡し後、万が一建物の不具合(瑕疵といいます)が起きたとき、誰が修繕費を負担するのか」

 

を、仲介不動産業者の人に確認するしかありません。

もしくは顧問税理士がいる場合には

その程度のことは無料でやってくれる可能性があります。

それでも不安な場合には、お金を払って弁護士に聞くしかないと思います。

私は仲介不動産業者の方に確認してクリアしました。

でも、その場合には

「大丈夫ですよ」

という回答ではなく

どこのどういう文言でそれが書かれているのか

というレベルで納得するまで聞きます。

 

相手の手を煩わせることに気兼ねしている場合ではありません。

仲介手数料もその中に含まれていると思うのです。

 

知らないことがあっても臆せず、

知る権利」を持っているのですから、

わかるまで聞くことに迷ってはいけません

 

そうしたことの積み重ねの中で、

きちんとした基礎知識を備えていくと、

結果的には上質な人脈が構築されていくことになるのです。

 

 

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