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不動産管理会社の本音とは?

  2015/12/29    業界裏ばなし

これまでの地道な努力が報われて、来年早々に初心者向けの不動産投資本を出版させていただくことになりました。

この年末にかけては、その本の先行予約キャンペーンで進呈する特典として

不動産業界の著名人の方々のインビュー動画を収録しています。

 

インタビューは1対1ということもあり、

普段のセミナーやブログなどでは聞けない生々しいトークもあり

自分自身にも新しい気づきがあったりして、

とても楽しく有意義な時間を過ごさせていただいています。

 

これからしばらくは

そのインタビューを通じて印象に残ったことをお伝えしてみたいと思います。

 

今日のテーマは「不動産管理会社の本音」について。

 

私たち不動産投資家は、所有物件の管理を外注することがほとんどで

 

家賃を回収したり

空き部屋に入居者を案内して契約したり、

物件をきれいに掃除したり

突発的なトラブルに対処したり

 

という面倒な仕事は

全て管理会社に任せるケースがほとんどです。

 

ですので当然ながら、

管理会社さんとのコミュニケーションが非常に重要で、

これがうまくできないと

賃貸経営が危ぶまれます。

 

今回、インタビューした方は、

空室コンサルタントとして有名な方で、

北海道から沖縄までのべ5,000室以上の空室を埋め

並行して管理会社も経営し

札幌から熊本まで全国2,500室の物件を管理されている

スゴ腕の社長さんです。

 

その社長さんに、

とても興味深い「管理会社の気持ち」を暴露していただきました。

 

世の中の不動産投資家は

いわゆる高学歴で上場企業に勤務し、

高年収を得ている人が多い

 

一方で、管理会社の社員の多くは

そこそこの大学か専門学校止まりの学歴で

中には都会でうまくいかなくて故郷に帰って

地元の管理会社に就職している人が多い

 

その違いにリテラシーの差が生まれる

とその方はおっしゃるのです。

 

さらにかみ砕いて言うと、

不動産投資家は管理会社のことを見下している

ということです。

 

「あれはどうなっているんだ」

「やっておけといったじゃないか」

「約束が違う」

など、

いわゆる「上から目線」で

管理会社の社員さんに接するケースが散見されるそうです。

 

管理会社にとっては

学歴のことはさておき、

オーナーを「お客様扱い」して下さることがほとんどなので

不動産オーナーはますます勘違いして

高圧的な態度に出る可能性が高まります。

 

こうなっては管理会社としても

そのオーナーに苦手意識を抱くようになり、

本音の部分での相談や、現場で事情を正確に伝えようという

気持ちが遠のいてしまいます。

 

また、管理会社の扱う物件のほとんどは

地主さんが相続税対策のためにアパートを建てている

ことが多く、

「良い人がいたら入居させたい」

という程度の思いであり、

「何が何でも満室にしなければ」

というガツガツした要望は非常に少ないそうです。

 

ですので不動産投資家の管理会社に対する要望は

相手にとって予想以上にハードルの高いもの

と認識する必要がありますね。

 

自分の周りを見渡して、

たとえイメージが違うとしても

実はこういう現実もあり得ます。

 

不動産オーナーと管理会社さんの隔たりは、

こちらの思わぬ背景・事情によって

生まれてくることもあるのです。

 

そういうことを理解して、

相手の立場・気持ちをよく考え

上手なコミュニケーションを心がけたいですね。

 

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