不動産賃貸業では管理会社が重要なパートナー
2015/09/23 投資の考え方
サラリーマンの傍らで不動産賃貸業を営んでいると、職場では話題にすることもできず、突然の電話が鳴ったりすると、席を立ってこそこそと話したりしなければなりません。
別に悪いことをしているわけではないので胸を張っていれば良いのですが、
さすがに本業の仕事の真っ最中に不動産の電話をするのは気が引けます。
そして万が一同僚や上司に知られたら、きっと多くの人から先入観や偏見を持って見られるようになり
「あいつ、カゲでうまいことやってんな」
みたいなことを思われるのは叶いませんね。
だから誰にも話せないのです。
サラリーマン大家とは、そんな孤独な稼業でありますが、
実際の賃貸経営においては、協力なパートナーがいます。
それは、管理会社さん。
管理会社の仕事は、家賃の受け渡しだけをするのではなく、
入居者の募集や建物のメンテナンスに至るまで、私たちの物件の経営自体を代わりにやっています。
月々家賃のほんの数パーセントの管理費で、これだけの仕事をしてくれるのですから、非常にありがたいことです。
ですので、物件を購入したら
管理会社は慎重に選ぶことをお勧めします。
管理費は家賃収入の何パーセント取られるのか
という観点だけでなく、
清掃・点検の内容、頻度
も、きちんと確認し、その会社から外注に出されているものがあれば
必ず数社に見積をとってもらってから、決めるのが良いと思います。
そして、こういった細かい連絡をする際、私たちオーナーは、
管理会社さんに
できるだけの敬意
を持って接するべきです。
サラリーマンの風潮として、とかく職場における上下関係や顧客関係を意識していると
ついついこちらがお金を払っているのだからと
「上から目線」「お客様意識」が働きがちです。
「なんで言ったことをやってくれないの?」
「すぐにメールの返信がないのはおかしい」
「話が違うでしょ」
というような気持ちは押さえ、たとえ本当にそうであっても、相手に通じていないときには、
こちらの伝え方が悪かったのだ、
と思うくらいがちょうど良いです。
逆に考えれば、管理会社だって、一つの物件だけを管理しているわけではないのですから。
いかに、自分の物件を大事にしてくれるか、
それはお金でも権力でもなく、相手を思いやる気持ちなのではないでしょうか。
大事なパートナーである管理会社を責めても、
オーナーにとって何も得することはないのです。
そのことを頭に入れながら、
クールに、的確に、
こちらの要望を伝える。
そして、
どうしたら気持ちよく協力してくれるか
を考えながら
発言・依頼をする。
これが経営者として、人を動かす時の留意点。
毎日が学びです。