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賃貸物件の心理的瑕疵とは?

瑕疵(かし)とは、表面からは一見して見えない、見ることができない欠陥のことを言います。

 

まず、物理的な瑕疵の例としては以下のことが挙げられます。

 

・水道の給水装置等が壊れたまま

・排水管が詰まったまま

・給湯器などが故障したまま

・シロアリや雨漏り等の情報

・建物の腐りや欠陥の情報

・地中に埋まっている水道管・ゴミ・池・地下室・井戸等の情報

・土地の境界等に関する情報

 

これらの瑕疵が購入後2年以内に発覚した場合、

通常は「瑕疵担保責任」と言って

売主がそれを「しかるべき姿」に戻すことが義務付けられています。

 

これら物理的瑕疵に対して、「心理的瑕疵」というものがあります。

 

例えば

・過去に自殺、殺人などがあった

・事件や事故による死亡があった

・周辺で事件・事故・火災があった

・周辺に嫌悪施設がある

・指定暴力団等の事務所がある

 

などです。

 

住む人にとって心理的に何らかの欠陥・欠点を有する物件

ということになります。

 

これらは「事前告知義務」と言って、

売買契約書や重要事項説明書に記載されています。

 

ですので「心理的瑕疵」といえど、

騙されてそういう物件を買わされてしまう、というのは

かなり稀なことになります。

 

 

それでも、「心理的瑕疵」というものは

時には承知で購入される人もいます。

 

心理的瑕疵は「事故物件」とも読み替えられ、

「訳あり物件」として

通常の物件よりも安値で取引されることが多いのです。

 

これらは収益物件を購入する際のリスクとも考えられますが、

購入される場合でも賃貸として部屋を借りる場合でも、

極めて安い値段(半額など)になることが、よくあるからです。

 

中には「事故物件」を集めたウェブサイトも存在します。

「死んだ人の霊が出そう」と避ける人もたくさんいますが、

完全にリフォームされた物件が割安で借りられるとあって

一部では事故物件を積極的に探す人も少なくないようです。

 

つまり、心理的瑕疵のある事故物件は

一般的には敬遠される

その点をついた、可能性のある商材と言えるのかもしれません。

 

多くの人と逆の視点から、大きな利益を得ていく

という観点ですね。これはこれで理にかなっていると言えます。

 

実際に、霊や縁起が全く気にならない人もいて

あえて値段の安さを狙って探す人もいるくらいです。

 

まさに価値観の違いが大きく影響しますので

自分だけの見方で物事を決めつけてしまうと

ビジネスチャンスを逃すケースもあり得ます。

 

 

ですので、心理的瑕疵のある事故物件は

それだけでNGというわけではなく

承知の上でこれを活かすケースもあるのです。

 

自分の所有する物件に事故が起きても

このように、前向きにとらえて

良い方向に仕向けていくことが大切ですね。

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