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大震災と不動産投資

  2017/03/11    投資の考え方

 

 

2011年3月11日の東日本大震災で、

関東でもかなり被害の多かった千葉県浦安市。

その浦安市の中で最も被害を受けた今川地区に

私の自宅があります。

 

液状化で地下の水がわーっとあふれ出し、

家の前の道路が川のようになりました。

 

そしてその水があっという間にひくと

水の中に含まれていたドロだけが残って、

家の周りには黒い土が

びっしりと敷き詰められた状態になりました。

 

翌日から、生活をするために

ドロをスコップでかき出し

雪国の「かまくら」のように積み上げて、

そこから数えきれないほどの土嚢の袋に

一つずつ土を詰め込んで、

何日もかかって撤去していきました。

 

ガスも水も止まり、家が8.3cm傾きました。

 

傾いた家に住んだことのある人は

どのくらいいるでしょうか。

 

観光地に時々ある忍者屋敷みたいな感じで、

自然に体の重心がずれたり、

ドアを開けようとするとわずかな力で

思いきり開いたりします。

 

私はその程度の感覚で平気だったのですが、

女性と子供は三半規管が敏感らしく

妻と二人の子供たちは

頭が痛くなったり気分が悪くなったりして

30分と居られませんでした。

 

水が出ない状態では

カップラーメンの汁が手についても

洗うことさえできない

 

トイレも常に我慢することが習慣になる

そんな生活です。

 

水の供給施設のことを「ライフライン」と言いますが、

まさに命綱、だと思いました。

 

そこで私たちは、

被害のないエリアの木造アパートの一室を借り

傾いた家が修復されるまで

6畳一間に家族4人で

2ヶ月間、避難生活をしました。

 

2ヶ月なんて短い期間の借り上げは、

オーナーの立場ではあまり歓迎できないものですが、

大家さんは快く承諾してくださいました。

 

蛇口をひねれば温かいお湯が出る

いつでもシャワーを浴びられる

 

そんな当たり前のことが

当たり前ではないということを痛感し、

部屋を貸してくれた大家さんにも

ひたすら感謝の日々でした。

 

人間の生活の重要な柱である

衣・食・住のうちの「住居」を提供できる

不動産オーナーの役割は

 

実は大きな社会貢献ができる

意義のある仕事なんだな

 

ということをつくづく実感した出来事でした。

 

今からちょうど6年前のことです。

 

それから私は不動産投資の勉強を本格的に始め、

本を読み、塾に入り、不断の努力をした結果、

今に至ります。

 

何棟・何部屋を所有して

いくらの利益を上げているか

ということも大切ですが、

 

人々に快適な住まいを提供する

 

という本質の方が

よほど意義のあることだという信念を

 

この時から忘れないようにしています。

 

被災した当初は

なんでこんなに

しなくて良い苦労をさせらるのか

 

と思ったこともありましたが、

命あることに感謝し

自分の使命を見直し

 

家族を大切に生きていこうと

 

より強い決意を持たせてくれた

記念すべき日でした。

 

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