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イノベーションと不動産投資

  2016/12/04    業界裏ばなし

 

私の自宅には、今でも退職した会社から

「社内報」が送られてきます。

 

退職後も会社から何かしらの情報が届くのは

プッツリと縁が切れたわけでもない感じで

なかなか良い気分です。

 

久しぶりに見た社内報には

会社の中で活躍するメンバーの

熱い想いが特集されていました。

 

今、会社の経営陣が提唱するスローガンは

「イノベーション」。

 

イノベーション(innovation)とは

従来にはなかった新規の手法や考え方のこと。

 

これまでうまくいっていたことも含めて

既存のモデルや概念を破り

新しい発想で新しいことに取り組むべし

 

という方針のことで、

多くの企業が取り入れているようですね。

 

ちなみに似た発音の言葉で、不動産業界では

「リノベーション」(renovation)

があります。

 

こちらも直訳は「革新」で

イノベーションと近い意味なのですが、

特に不動産業界では

既存の建物に大幅な改修工事を行い、

間取りや設備を変更して

付加価値を高めることをリノベーション

略して「リノベ」と言います。

 

 

さて、話が逸れましたが、

「イノベーション」は

特に経営的観点で意識すべきもの

と言われています。

 

なぜなら、人は従来通りのやり方から

脱却しようとは、なかなか考えないからです。

 

普通は、これまでやってきたこと

見てきたことの中から、

できるだけ上を目指そうとするものです。

 

だからこそ、先を見るべき経営陣は

これまで当たり前とされてきた物事を

別の観点から捉えて改革していかないと

やがて行き詰まるという危機感を持って

仕事に取り組むことが必要なのです。

 

その社内報で取り上げられていた

経営陣のディスカッションのトピックは

次の通り。

 

 

社外に出て

思い込みの「枠」を取り払う

 

初期の失敗を恐れず

「決める勇気」を持つ

 

How探しではなく

まず「真の課題」と向き合う

 

変化は「多様性」

があってこそ生まれる

 

「ゲームチェンジ」の

意識を常に持つ

 

目線を高く持ち

「思い切って行動」する

 

 

 

なるほど。

どの言葉にも

否定しようのない含蓄があり、

 

いかにもイノベーションの

目的に沿った言葉です。

 

もともとこの会社に所属していた私には

一つ一つ、心当たりと納得感があり、

人事部の研修のような感覚で

懐かしささえ覚えました。

 

何年も前からこの「イノベーション」に挑戦し続け

その答えを常に導き出そうという努力が

毎年毎年、求められてきました。

 

たしかに大きな会社ほど

イノベーションが重要である

と本当に思います。

 

しかし、なんとも皮肉なことに

その会社を去ることこそが、

人生のイノベーションであることを

私は身をもって体験してしまいました。

 

もはや会社から完全に離れてしまった立場で

お世話になった職場のことをとやかく言う資格はありません。

 

しかし、勇気を持って一歩外に出てみると

実に大きな可能性と広い視野が広がっていることを

つくづく実感します。

 

そして、私よりはるかに優秀な経営陣の方々が

何となくもがいているように見えることが

つい気の毒に思えてしまい、

 

自分の選択は間違っていなかった

と、穏やかに確信しています。

 

そして、数年後にも同じ気持ちでまた

社内報を見られるよう

これからも精進していきます。

 

今日もまた、いい刺激をもらいました。

 

 

 

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