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家計の資産形成 日米欧の違いとは?

  2017/05/02    投資の考え方

 

日銀の調査統計局が定期的に

「資金循環の日米欧比較」という

小むずかしいタイトルの統計資料を公開しています。

 

かなり平たく言うと、お金を保有する際

現金なのか株式なのか保険なのか、

それぞれどのような割合で持っているのか

 

日本・アメリカ・ヨーロッパで

違いを比較したものです。

 

 

この中の「家計の資産形成」を表すグラフでは

欧米と日本における、大きな違いが浮き彫りにされています。

 

大雑把な保有形態でまとめてみました。

 

日本

現金・預金 52.3%

株式・証券 15.1%

保険・年金  29.8%

 

米国

現金・預金 13.9%

株式・証券 51.2%

保険・年金  32.1%

 

欧州

現金・預金 34.6%

株式・証券 28.7%

保険・年金  34.2%

 

 

こうしてみると、一番目立つのは

日本の現金・預金比率の52.3%。

 

半分以上は現金で保有しています。

アメリカは13.9%で、ユーロ圏でも34.6%。

 

日本人がいかに貯蓄を大事にしているかが

よくわかります。

 

今どき、メガバンクの一年もの定期預金の

利率は0.01%で、100万円を一年間預けても

79円しか利息がつかないというのに!

 

一方、日本では突出して少ないのが

株式などへの投資で、15.1%。

 

アメリカは51.2%で、日本の3倍以上。

ユーロ圏だって28.7%あります。

 

アメリカと日本は、ちょうど預金と投資の

割合が逆になっているようです。

 

 

アメリカの株式の世帯普及率は5割を超えていて、

二人に一人は株を持っていることになりますが、

 

日本では2割程度。5人に1人です。

 

 

なぜこのような状況なのかというと

一番の原因はお金の教育にあります。

 

中学までの義務教育の間、

株や投資の意味を解説するようなことはあっても

 

家計を豊かにするための知恵や工夫の仕方を

教えてくれることはまずありません。

 

アメリカのロバートキヨサキ氏が書いた

「金持ち父さん貧乏父さん」という本が

日本でも爆発的に売れた時期がありますが、

 

父親が子供に対し、どうすれば労働時間を減らし

効率的にお金を増やすことができるか

自分で考えさせるエピソードがたくさん載っています。

 

日本の家庭では、汗水たらして働くことは素晴らしいけれど

ラクしてお金を儲けようとするのは悪いこと

のような風潮があります。

 

一方で、日本では宝くじがかなり普及していて

4人に3人は買ったことがあるそうです。

 

 

なぜ投資に尻込みするかというと

「なんだか難しそう」

「たくさんの元手が必要」

「いくら損するかわからない」

 

といったことが原因でしょう。

 

アメリカでは、投資はギャンブルの類ではなく

投資したお金で企業が頑張って成果を出し

その対価として利益を得る

 

という考え方が定着しています。

 

不動産投資も同様で、

人々に快適な住まいを提供することで

 

社会に貢献し、その対価を得ることが

本来のあるべき姿です。

 

投資の中でも不動産投資は、もっとも安定的に

資産を増やすことのできる超有力な手段なので

 

投資をパチンコや競馬、宝くじなどのギャンブルと一緒にせず

正しい知識ときちんとした目的を持って取り組める人が

もっと増えてもいいのにな、と思います。

 

 

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