不動産投資のプロとアマチュアの違い
2015/12/26 投資の考え方
今朝、何気なくTVを見ていたら、ある情報番組で2014年の詐欺被害の状況について特集が組まれていました。
2014年に全国の警察が把握した振り込め詐欺などの特殊詐欺の被害総額は
約559億4,000万円となり、初めて500億円を超え、過去最悪を更新。
増加は5年連続で、前年と比べて約70億円(14%)増えたそうです。
特殊詐欺の被害総額は全財産犯の現金被害額約1,130億円の49.5%に相当。
そして2015年は、上半期(1月〜6月)で約236億5,233万円。
前年同期よりも約33億円(12%)減少しているものの、
依然として相当な規模に上っています。
最も多い手口としては、
子や孫を装って助けを求める「オレオレ詐欺」が約86億円で7%増加。
次にスマートフォンのサイト利用料などに起因する
「架空請求詐欺」が約85億円で20%増。
最近ではマイナンバー制度を悪用した
寄付金の振込をさせる詐欺なども発生しているそうです。
世の中の広告を見渡せば「オレオレ詐欺に注意」とか「レターパックで現金は送れません」など、さまざまな警告文が目立ち、もはやこんな詐欺に遭う人は減少しているのでは、と思っていましたが、どうやらこの種の詐欺は当分無くならないそうです。
その理由として、今朝の番組のコメンテイターが残した言葉が印象的でした。
詐欺を働く側の人間はプロ。詐欺にかかる側の人間はアマチュア。
アマチュアである一般人は、詐欺被害のニュースを見たり警告を聞いても、
「ああ、大変な目に遭っている人がいるな」、「気をつけなければいけないな」
とその時だけ感じて、
次の瞬間にはもう、忘れているそうです。
ところがプロは、一日中、人を騙すことばかり考え、
防犯活動があればその対策を考え
一年中そのことばかり考えているそうです。
うーん、ちょっとかなり皮肉な例
になってしまいましたが、この
「一日中考え、一年中考え続けるのがプロ」
というセリフは、どんなことにも当てはまることだ
と受け止めました。
不動産投資でも、果たして自分は一日中考えているだろうか
と自問してみます。
プロフェッショナルであり続けること
そのためには一日中、一年中
不動産事業のことを考え続けることが
必要なのです。
物件を購入する時、諦めずに四六時中探し続けることができているか
いろいろな角度、いろいろな情報ソースから探す努力をしているか
を常に意識し続けることが大事なのです。
さらには良い物件を見つけた後は、
仲介不動産会社、管理会社、そして売主さんと話を詰めるとき、
より深く考えている方が話を有利に進められます。
こういう部分を「詰め」と呼んだりしますが、
ただ目の前のチャンスや人に頼るだけで
詰めが甘いと、
肝心な「継続的利益」を失う原因にもなりがちです。
価値ある物件を正しく見つけ、所有後の賃貸経営も着実に遂行する。
そんなプロフェッショナルであり続けたい、
と、年末にあらためて
気を引き締めた一日でした。
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