不動産投資家は毎月の収支をチェックせよ!
2016/05/07 リアルな活動報告
不動産オーナーというのは
安定して満室経営ができていると
あとは毎月の家賃送金日に
通帳に記載される数字を確かめるだけ
だから楽チン
なんて思われることが多いのですが、
そういうところに落とし穴もあります。
家賃を送金してくれる管理会社の人も
間違いを犯すことがあります。
わりと、よくあるので油断できません。
先日は通常の管理費の他に
清掃費や消防設備の点検費にかかる消費税が
どういうわけか10%で計算されていました。
すぐに管理会社に指摘し、
差額の1,079円を払ってもらいましたが
これは金額の問題ではなく、
税務申告する際に
つじつまが合わなくて面倒なことになったりします。
また、敷金の入金が抜けていた時もあります。
退去時の日割り清算が0になっていたこともあります。
何ヶ月も経った後から
「なんで合わないんだろう」
と思っても、なかなか原因がわからず
調べるのに余計な時間がかかったりするのです。
家賃は非課税
駐車場は課税
仲介手数料やその他管理費もすべて課税
というように、不動産賃貸業は
課税売上・支払いと非課税売上・支払いが
混在するという
珍しい業種なので
きちんと確認することをお勧めします。
そういえば、私の周りの不動産投資家仲間のほとんどは
所有物件のキャッシュフローを
正確に把握していない方が多いようで
これにはよく驚かされます。
物件を購入する時は
利回りが何%、返済比率が何%、管理費が何%
引き渡し時の清算金はいくら
と、細かい数字をかなり気にするのに
物件を所有した後は
満室かどうかとか
今月はちょっと修繕費かかかっちゃったな
というくらいしか気にせず
本来ならいくらの収入があるはず、という「予算」と
いかにして出費を抑えることができたか、という「実績」
について
毎月きっちりとチェックしている人は
意外と少ないのですね。
これにはいろいろな考え方があって良いと思います。
大局的に見て、1円単位の収支よりも
物件のバリューアップや客付けに集中し
後はざっくりお金が入ってくることを楽しむ
というのも一つのオーナーのあり方でしょうし、
私のように
毎月毎月、管理会社から送られてくる一覧表を
1行ずつチェックし
別送されてくる太陽光の売電実績や
個別支払いの水道光熱費
などもしっかり確認して
前年との対比を頭に入れる
というやり方もあります。
私がやっているような細かい作業は
その99%は、単なる確認です。
ところが1%くらいは、間違いがあります。
(これまでの経験上です)
その1%くらいの不整合から
余計な時間を取られることが
私にとってストレスになるので
未然に防いでいるわけです。
ここで大事なのは
万が一管理会社のミスが見つかっても
決して責めないこと。
間違いは誰にでもあることなので
その事実を淡々と指摘するだけです。
誰だって、すき好んで間違えるわけではありません。
間違えた時にどうやって対処するか
そこだけにフォーカスします。
私は細かいことに注意を払うオーナー。
それを知って管理会社の方も緊張感を持ってもらう。
そういうことの積み重ねで
信頼関係が生まれてくると思うのです。
******************
昨日のブログ
不動産投資家が学ぶ機会とは?
********************
桜木大洋のブログをもっと読みたい方へ
桜木不動産投資塾
のホームページはこちら