シングルマザーと不動産投資
2017/04/21 最新情報
今週の全国賃貸住宅新聞(No.1268号)の
「データでみる賃貸業界」というコーナーに
シングルマザーの賃貸の実態について
が特集されていました。
少子高齢化・人口減少が進む世の中で
大家さんが生き残っていくには
さまざまなターゲットのニーズに合わせて
物件の特徴だしから賃貸料金まで
柔軟に対応していかなかればなりません。
よく挙げられる例が
高齢者や生活保護受給者、外国人などで
本来は、事故や滞納のリスクが高いということで
敬遠されがちなターゲットでも
専用の遠隔セキュリティサービスを活用したり
地方自治体と協力して安定した入居状態を作るなど
対策も試行錯誤をしながら詰めている段階ですね。
そして今回の話題が「シングルマザー」。
母子世帯は全国で約124万世帯あり
この25年間で1.5倍増加しています。
アットホームが3月31日に発表した
全国の29〜59歳のシングルマザー
618人を対象とした調査結果では
全体の24.3%が生まれ育った実家に暮らし、
75.5%が実家暮らしではありません。
女手一つでお子さんを育てているお母さんが
本当に多いのですね。
そして、実家以外で暮らすシングルマザーの
68.8%が賃貸住宅に住んでいます。
家賃の平均は5万2,000円で
中でも首都圏の家賃平均は7万円。
しかし個人年収の平均が
190. 5万円。
月収でみると15.8万円ですから
3分の1は家賃に消えていくわけです。
それなのに自分の稼ぎだけで
家賃を払っている人は86.3%で、
そのうち、家賃を払うのが正直厳しいと感じる
人は78.3%。
自分の親が家賃を払ってくれる人は5.6%、
前夫などと共同で支払っている人は
わずか2.8%でした。
シングルマザーの方は家賃が
家計に重くのしかかっていることが見て取れます。
さらにデータを見ると
部屋の広さの平均は54平方メートル。
間取りは2DKが24.9%、3DK 19.9%
2LDK 16.8%。
同居家族は「自分+子ども」が78.3%。
そんな背景で、現在の自宅(賃貸)が
シングルマザーになった後に住み始めた人は
78.5%と、
かなり多くの人が
部屋探しをしていることがわかります。
エリア選びの条件では
1位:子どもの通学のしやすさ 52%
2位:家賃相場の安さ 42.5%
3位:自分の通勤のしやすさ 32.1%
4位:実家からの近さ 27%
となっています。
最寄駅までの徒歩分平均は22.3分
ですから、駅から遠くても構わないわけです。
それでも約4割が「物件探しに苦労した」
と答え、
シングルマザーであることを理由に
入居を断られた経験がある人が
少なくありません。
仕事の有無、年収や連帯保証人の有無
などが影響していると考えられますが、
保証会社などの対策を講じることで
なんとかクリアしてもらいたいものです。
実は私の姉も、義理の妹も
シングルマザーですが、
やはり今の住まいに移り住むときには
私が連帯保証人になりました。
シングルマザーというと、
それだけで条件が狭まるのでしょう。
「他に保証人を頼める人がいない」と
申し訳なさそうに言っていたことを
しみじみ思い出します。
たしかにビジネスですから
しっかりと家賃を取れることは重要なのですが、
不動産オーナーの社会貢献という観点では
このような社会的弱者(でも頑張っている人)には
何か要望があれば聞いてあげるなど
柔軟に対応していきたいですね。
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