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生命保険と不動産投資

  2017/04/20    投資の考え方

「老後の不安に備えて」という発想は

 

不動産投資だけでなく、

生命保険・医療保険にもよく聞かれます。

 

 

私自身は若い頃、経済的に

保険に入る余裕すらなかったこともあり、

 

民間の生命保険などには加入せず、

今日まで入院経験もゼロ、

という幸運な生活に恵まれてきました。

 

 

しかし近頃は、資金的にも余裕ができ、

何かの集まりで保険のことが話題に出る機会が増え

少しずつ気にかけるようになってきました。

 

そこで今更のように感じることは

保険についてほとんど知識がないまま

大金を払っている人がとても多い

 

ということです。

 

かといって私もそれほど詳しいわけではありませんが、

とにかく家を買う次くらいに大きな買い物だ

という程度の感覚があるので

とても慎重になります。

 

 

一番不思議なのは、医療保険。

 

もともと健康保険には「高額療養費制度」があり、

1ヶ月に個人が負担する医療費は

9万円までと、上限が設けられています。

 

つまり、一件につき何十万円、何百万円かかっても

自己負担は月額9万円なのです。

 

また、医療保険に加入して、

そこから給付される金額は

入院日数がベースだったりしますが、

 

例えば1日1万円もらえる保険に入り

10日入院したら10万円。

 

手術見舞金で20万円支給されたとしても

合計30万円。

 

この保険の掛金が月額1万円だとしたら

10年で120万円を支払うことになります。

 

10年間に10日入院する確率がどのくらいか、

という点と、

それなら120万円を貯蓄や投資に回した方が

手残りは多くできるんじゃないか、

 

ということを感じてしまいます。

 

さらに怖いのは、

入院保障をメインにした医療保険をあてにしている場合

入院せずに「通院」だけで治療を受けると、

1円も保険料が支払われない、ということです。

 

実際にこれが契約者にとって理解不十分で、

トラブルになるケースが多いそうです。

 

 

もう一つ「知らないと怖い」のは

定期保険付き終身保険

というもの。

 

20年〜30年くらい前に流行ったものですが、

60歳までは5000万円の保証があるけれど、

誕生日を過ぎた途端、

500万円に下がるケースがあります。

 

満額保証は60歳までの期限付き。

あとはたしかに「終身」で一生保障するけれど

その額は1/10になりますよ、ということです。

 

60歳までに万が一のことがある人は

極めて少ないのに

そのための掛金はかなり高いので、

 

60歳を過ぎたら

支払った金額分を得ることはかなり難しいはずです。

 

だからこそ保険会社が儲かるのですね。

 

いろいろ考えてみると、

保険というのは本当に「万が一の事態に備えて」入るのが

正しい姿なんだな、とつくづく思います。

 

トクする確率は極めて低いことを承知で

安心をお金で買うようなものです。

 

 

その点、自動車保険は理にかなっていて

事故があった時の対人賠償金は

とても自分のお金では払えないので加入します。

 

でもその確率はかなり低いため

わずかな保険料でも多額の保障が得られるように

なっています。

 

一方で、車両保険になると急に保険料が高くなり

免責額もあります。

 

だから、免責以内の金額負担を覚悟したり

車両分くらいだったら自分で買い直す

という感覚がある人は、

車両保険に加入する必要はないと考えます。

 

 

生命保険は本当に複雑なので

覚えようとしてもキリがありません。

 

でも、だからこそ

知らないために損をしている可能性もあります。

 

本当に老後に備えるなら、

まず、自分が加入している保険について

正確に把握しておくべきですね。

 

 

 

 

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