不動産投資のための金融機関選び
2015/08/26 銀行融資
何千万円、何億円という金額で不動産投資をするには、
ほとんどの方が金融機関から融資を受けます。
つまり、不動産事業と融資は切っても切れない関係にあります。
では、自分に融資してくれる銀行なんてあるのだろうか。
と考えた時、大抵の人は「あるわけない」と思い、
やる前から諦めている、というケースが多いようです。
金融機関にはいくつかの特徴がありますので、
参考までにご紹介します。
1.メガバンク
いわゆる全国に支店のある有名な銀行。
三井住友、みずほ、三菱東京UFJなどです。
場所がどこの物件であっても融資の対象になります。
借入金利がとても低い(1%〜1%未満)。
ここで融資してもらう
ことができれば不動産事業としてはかなり安泰。
でもそれなりの信用力が必要で、過去の実績(年収や事業成績)、
十分な自己資金(物件価格の2〜3割程度)が求められます。
2. 地方銀行
横浜銀行、千葉銀行など、県や市の名前を冠した金融機関。
地元に密着した金融機関で、
物件の場所が銀行の管轄エリア内にあることが原則。
金利も比較的安い(1〜2%台)。
借換を積極的に受けてくれるところもあり。
不動産に積極的な銀行も多いので、メガバンクに比べて
それほどハードルが高くない。
3. 信用金庫
個人事業主や零細・中小企業の味方。地域を限定されることは
致し方ないが、地方銀行よりもさらに融資が下りやすい傾向。
金利は(2〜3%)のところが多いが交渉次第。
特に1億円以下程度の小規模物件では可能性大。
4. 日本政策金融公庫(国金)
事業を営む者を前向きに救済していく、というありがたい方針の、
国が運営する金融機関。
民間の金融機関では融資が難しい、と言われる人(会社)
に対しても積極的に貸し付けを考えてくれます。
金利は2%台で、不動産事業には7,000万円程度まで
貸してくれます。
創業支援や女性経営者、30歳未満や60歳以上など、さまざまな
特典制度も用意されています。
5. 不動産融資を積極的に行っているやや特徴的な銀行
スルガ銀行、オリックス銀行、静岡銀行など。
金利は3%台〜4%台と高め
ですが、物件の価値を先に評価して
さあ借りる人は手を挙げて、といった感じのスタイル。
不動産会社と密接に結びつき、
紹介後、決済までのスピードが早い。
以上はあくまでも参考知識として把握されることをお勧めします。
実際には個別事情により状況が大きく変わってきます。
大切なことは、はじめから決めつけない、思い込まないことです。
そのエリアの市況や時期、銀行の考え方もよく変わります。
そいうことを見極めながら、
とにかくコンタクトを取り続ける、
挑戦し続ける姿勢
が大切です。