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物件価格がついに下落?

  2016/11/18    最新情報

 

不動産投資サイト「楽待」を運営するファーストロジックは

この度、2016年10月期の投資用不動産の

市場動向を発表しました。

 

 

その内容は・・・

 

地方都市を中心に物件価格が「下落」しており、

一棟アパート、一棟マンション、区分マンションの

全物件種別で利回りが上昇したことが判明したとのこと。

 

賃料が変わらないまま物件価格が下落しているのが要因です。

物件価格はこのところ上昇傾向にありましたが、

ついに下落の機運が見え始めてきた、ということです。

 

調査対象となったのは2016年10月1日から31日の間に

「楽待」に新規掲載された物件。

 

全国エリアを対象に、

一棟マンションは2009件、一棟アパートは8314件、

区分マンションは9006件。

 

それぞれの利回りを前月と比較していくと

一棟アパートの表面利回りは0.45%

一棟マンションは0.18%

区分マンションは0.34%

上昇しました。

 

利回りが上がっているということは

価格が下がっているということです。

 

一棟アパートの物件価格の420万円、

一棟マンションは1582万円、

区分マンションは164万円 下落。

 

エリア別に比較すると、

全ての種別で利回りが前月よりも上昇したのは

 

神奈川県

群馬県

秋田県

山形県

福島県

岐阜県

広島県

大阪府

和歌山県

香川県

愛媛県

高知県

熊本県

 

の13府県。

 

一方、やはり東京は全種別で物件価格が上昇したため

相変わらず利回りは下がっています。

 

家主業も営む同メディアのライターによると

 

「これまで3年半にわたり、

不動産価格は継続して上昇しましたが、

在庫件数もかなりの高水準で2012年度時点と変わらず

そろそろ価格上昇に頭打ち感が見えてきた」

とのこと。

 

また、

「日銀の金融緩和もこれ以上の期待はしにくいとみられ、

不動産価格の上昇は想定できないだろう、」

と分析しています。

 

ちょっと難しい表現が続いてしまったかもしれませんが、

要するに、ざっくり言って

 

不動産市場は

「買う人の数」と

「金融機関の融資動向」の

バランスによって価格が左右されやすいため、

もはや当面は価格が上がることはないだろう、

ということです。

 

 

金融機関が低金利で高額の融資を出すようになると

物件を買える人が増えて

 

物件を買う人が増えると

売主が強気になって物件価格が上がります。

 

それがこれまでの動き。

 

しかし物件価格が上がり過ぎると

買う人は少なくなります。

 

そうなると高すぎる価格の物件は売れなくなり

今度は価格を下げざるを得なくなります。

 

それが最近の傾向、ということです。

 

また金融機関も、

すでに最低金利に近い状況を迎えており、

これからもっと融資条件が良くなる可能性は低い、

つまり、買える人が大幅に増えることはないだろう

ということなのです。

 

ここが実は最重要ポイント。

 

物件価格が高くても安くても、

私のようにオーバーローンを期待する者にとっては

まず融資を引くことがカギになります。

 

今がリーズナブルな条件で融資を引ける絶好のタイミング

なのかもしれません。

 

そう考えると、物件価格が下落し始めた今

金融機関から好条件の融資を引き出し

 

スピーディーに物件購入につなげていくチャンスと言えます。

今まで以上に、物件探しと金融機関へのアプローチに力を入れる時です。

 

 

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