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不動産投資家にとって「路線価」の影響は?

  2016/07/12    最新情報

国税庁が7月1日に発表した2016年の路線価全国平均が、

前年比0.2%のプラスとなり、8年ぶりに上昇したことがわかりました。

 

路線価とは、毎年1月1日時点の数値を国税庁が決めて

相続税や贈与税の算定基準となる

土地の値段です。

 

地域別の上昇率では、対前年2.9%増となった東京が最も高く、

次いで東日本大震災の影響が現れた宮城県が2.5%、福島県が2.3%。

 

都心部の地価は上々し、地方は下がるというこれまでの構造に大きな変化はありませんでした。

 

東京のほか、

愛知県は1.5%と4年連続の上昇となり、

大阪は1.0%で3年連続で上昇。

 

また、北海道、広島、福岡、熊本の

4県が今年上昇に転じたけれど、

その他の33道府県は下落しました。

 

地域ごとの上昇率では

大阪市の御堂筋が前年比22.1%増でトップ。

東京都中央区の銀座中央通りは18.7%増で

31年連続の上昇を記録しています。

 

 

このような数値データを見て、

不動産投資家としては一喜一憂しても仕方のないことです。

 

33道府県はたしかに土地価格が下がりましたが、

所詮はほんの数%です。

 

ある観点ではすでに値下がりは底をついていて

これ以上の大きな値下がりが起きる可能性は少ない

という見方もできます。

 

東京や大阪で土地価格が上がるということは

やはりオリンピックやインバウンド需要を受けてのことだと

思いますが、この傾向がいつまで続くのかは

全く予測できないものです。

 

 

つまり、路線価が上がりそうなら「買い」で、

下がりそうなら「買わない」という判断は

あまりにも短絡的で、実態経営にはそぐわないと

私は考えます。

 

路線価が関係するのは

一つの銀行評価として、資産がどのくらいあるのか

を見る時です。

 

それは物件購入時と、2棟目を購入する際に

現所有物件の評価をしてもらう時ですね。

 

この物件評価の基準を、

業界用語では「積算」と言います。

 

路線価が上がれば、土地の積算は高くなり

路線価が下がれば、土地の積算は低くなる。

 

これもあくまで融資の際の参考値です。

 

積算について、詳しく知りたい方は以下を参照して下さい。

不動産投資でよく話題に出てくる「積算」とは

 

この機会に、「路線価」とセットで覚えておいて

損はない用語です。

 

 

あ、それから大事なことを言い忘れました。

 

路線価が上がるということは、土地の税金が高くなる

ということを意味します。

 

その年の固定資産税が高くなるのですから、

路線価が上がったからといって、

単純に喜べないこともありますね。

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