方向音痴でも不動産投資はできるのか?
2016/02/01 業界裏ばなし
私は不動産投資を5年以上やっていますが、
何を隠そう
「方向音痴」であります。
子供の頃からずっとこの弱点を持ち続けていて、
自分で言うのもなんですが
いわゆる
「触角のない虫」
の状態です。
あえてバチ当たりな言い方をすれば
生きていくのに支障をきたすレベルなので
「障害者手帳」を
一番低い等級でいいので
もらいたいくらいです。
どのくらい方向音痴かというと
デパートや駅のトイレに入りますが、
出る時には、かなりの確率で
反対方向に行きます。
自分の会社から歩いてA地点、
自分の会社から歩いてB地点
までは行くことができますが、
A地点からB地点まで
ダイレクトに行くことはできません。
一度、会社に戻る必要があります。
その方が結果的に短時間で着くからです。
少しカーブしている道を
「まっすぐ」と思えず、
曲がる頂点のところから分岐している細い道を
まっすぐと思って進んでしまいます。
とまぁ、こんな感じで
例を挙げればキリがないのですが、
もともと方向感覚がある人にとっては
「何言っているの?」と思うだろうし、
そう言われ続けてきました。
しまいには
「方向音痴であることを自慢するな」
と叱られたことまであります。
こうして私の人生は
「方向感覚がない」ということで
コンプレックスでいっぱいです。
そんな私が不動産物件を買うとき
日当たりはもちろん
玄関や窓の向きとか
駅や大通りの方角などを気にしても
まず頭が痛くなるだけです。
気になる場合は
「日当たりはどうですか?」
と不動産販売会社や管理会社の人に聞いて
それを信じるしかありません。
でも、そんな方向音痴でも
とりあえず不動産賃貸業はできています。
今は物件を観に行くときも
ナビやスマホがあるので
だいたい目的地に行き着くことができます。
さらに先日、小さなメリットを見つけました。
私に物件を紹介していただいた
販売会社のセールスさんも
私にかなり近いレベルの
方向音痴でした。
弱い者の気持ちは弱い者でないとわからない
ということを実感しました。
物件の場所を探しながら、一緒に迷ったりすると
なんだか親近感が湧いて
雰囲気が和みます。
見つけた時は
「あー、ここだここだ。」
と宝の山を見つけたような気分にもなりました。
と、自分で書いていて少々虚しい気持ちになってきました。
方向感覚は、ないよりはあった方がずっと良いです。
東西南北に疎いと、もしかしたら一級建築士あたりは
カッコ悪いんじゃないかな、と思ったりもします。
でも私は建築・設計をするわけではないし、
入居者のニーズに敏感であることが最優先なので
方向感覚に疎くても
その他の情報には敏感になっておこうと思っています。
何でもできる人はいない
ということなので
自分の強みと弱みをしっかり認識しておけば
きっと良い人間関係も築けるのだと思います。
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マイナス金利が不動産業界に与える影響とは?
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