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恩師からの学びと不動産投資

  2017/02/23    リアルな活動報告

 

私がサラリーマン時代、新入社員だった頃からお世話になった恩師と、
およそ20年ぶりに再会しました。

その恩師とは、かつて「のりピー」の新人時代から写真集を出し、
アイドル写真業界の第一人者となっていた超一流の写真家です。

 

その方は、すでに4−5年前から故郷の熊本に帰り、
一世を風靡したプロ写真家の肩書きを捨て、
今はなんと、「木工師」として活動中でした。

 

木工師とは、木材を削り、漆やニスを塗って
食器や花瓶を作る工芸家のことだそうです。

 

先日、銀座で個展を開くために上京されたので
急きょ私に連絡をくださり、再会を果たすことができました。

 

40年余にわたる写真家生活を経て、
60歳直前からいきなり木工師への転身を遂げた先生は
今、63歳。

 

「なぜ、とつぜん木工師になられたのですか」
と尋ねると、先生はいつもながらの満面の笑顔で答えられました。

 

「弟が亡くなり、仕方なく実家の不動産事業を継ぐために田舎に帰ったのね。」

 

偶然にも、ご実家がたくさんの土地を所有している資産家でした。
ご本人は一度 家を捨て、遺産も何もいらないと言って写真家の道を選んだのに
運命によって故郷に引き戻されたのでした。

 

「それで、毎日ヒマだから、高齢のお袋を毎日ドライブに連れて行くと、
お袋が山林の「コケ」をかき集めてくるのね。

熊本の家は山奥にあって、コケがキレイなんだなぁ。

それで、そのコケを何かに入れて飾りたいなぁって思っていたら、

庭に木が転がっていてさぁ、

ちょっと削って磨いてみたら、
結構いいのができちゃって、
これはイケる、と思ったわけ。

そうしてネットで木製品の作り方を調べてみたら
YouTubeの動画が載っていて、それを観たら、
あー、簡単だなぁ、俺にもできるなぁ、
って思ったの。

それで自分なりに工夫してやってみたら
誰も作っていないものができちゃった。」

 

そう言って、すでにパンフレットに載っている
作品を拝見すると、

ゴツゴツした表面仕上げのものや
白い塗料を塗布して美しい木目が調和した
今までに観たことがない、
それでいて馴染みやすいものがたくさんありました。

 

「この食器をさぁ、
フードコーディネーターの人たちと組んで
いろんな料理を乗せて
写真に撮って作品集にしようと思っているの。
そして、いつか海外で講師をしてみたいんだよなぁ。」

 

ゆっくりと、そして淡々と自分の夢を語るその眼差しには
溢れる才能と、それに裏付けられた自信が感じ取れました。

 

実際、銀座の個展では、まだ4年足らずのキャリアである
先生の作品は、1個1万円以上で飛ぶように売れたそうです。
「値段は適当につけているんだけどねぇ、
みんなすごい高い値段で買って行くんだよ。。。」

ビジネスにはあまり頓着していないようでした。

不動産で生活を維持できているので、
必要以上のお金を得ることには興味がないそうです。

 

すでに63歳という年齢であるのに、
そしてこれまで十分に高い地位を築いてきたのにもかかわらず、
その先生は新たな世界にチャレンジすることが
楽しくて仕方ない様子でした。

 

人生の大きな方向転換があってもビクともしない。

 

そんなオーラを間近に感じて、
日々の小さな出来事に一喜一憂している場合ではないな、
と改めて気づかされたのでした。

先生曰く、
「何をしたいか、何をすべきかは
すべて先祖(DNA)が導いてくれるんだよ。
そして、人生で一番大切なのは
人のつながりなんだ。」

 

実に自然体で、自分のやりたいことをやる、
でも、常に人との縁を大事にする。

 

天才アーティストに、人生の基本を教えられました。

 

 

木工師:荒木英仁氏のHPはこちら

 

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