不動産投資をするなら知っておきたい物件の種類
2015/08/19 誰にも聞けない基本知識
「不動産投資に興味があるけれど、どんなものを買えばいいの?」
こんな声をよく耳にします。
一口に不動産といっても、それはそれは様々な形態の物件がありますから、どこから手をつけていいかわからないですよね。
ごもっともです。
一般的に、住宅をメインとする収益不動産の種類は4つに分類されます。
1. ワンルームマンション
2. 木造アパート
3. RCマンション
4. 一戸建て
もちろんこれだけではなく、もっと複雑な分類もあり、実際には奥が深いのですが、もしもあなたがこれから不動産投資を考えてみよう、という段階でしたら、はじめにこの4つの形態を頭に入れておくと、物件を見極める際に役立つと思います。
そして、不動産投資で最も重要なことは、どのようなタイミングでどのくらいの収益を得て、資産を構築していきたいか、というプランを立てることです。単なる妄想でも希望でも構わないので、とにかく目標が大切。
ただやみくもに「お金を儲けたいから」「副収入を得たいから」
「不労所得が欲しいから」というような動機で始められるなら、
判断を誤ることになりますので、はっきり言ってお奨めしません。
まずは自分がどうなりたいのか、
ということをイメージしておきましょう。
それではざっくりと、4つの物件種類別に、事業性にフォーカスしたそれぞれの特徴をお話しします。
1. ワンルームマンション 1,000万円〜3,000万円
家賃:5万円〜8万円/月 管理費・修繕積立金はオーナー負担
退去時には収入がゼロになることを覚悟しておく
できるだけ融資を使わないで買う
東京23区内に絞る。複数所有すればリスク分散できる
2. 木造アパート 2,000万円〜9,000万円
新築:自己資金ゼロでも全額を融資で賄うことが可能
修繕費・維持費が少ないので管理運営は容易
返済が終わるまで目立った利益は得られ難い
老後の年金を補完したり、生命保険代わりになる
中古:利回りが高い(=物件価格が安い)ため投資効率が良い。
しかし購入後に自分で価値を高める工夫が必要。
融資は厳しいため、ある程度の自己資金が必要。
物件ごとのメリット・デメリットを把握できるベテラン向き
3. RCマンション 7,000万円〜5億円
個人投資家が購入できるのはほぼ中古物件のみ。
それでも高い資産価値が持続でき、収益不動産の代表格。
融資の金額も物件と属性により様々。
業界で最も物件数が多く、頻繁に売買が行われる。
RCを制する者は不動産投資を制す。
4. 一戸建て 数百万円〜数千万円
物件の絶対数が少ない。
そもそも収益不動産として建てられていないことが多いため
地形・立地・利便性など、自分で分析する力が求められる。
一度入居者が入ると、家族世帯はなかなか引っ越さないので
かなり安定した収益が見込める。
競売物件も多く、ウェットな取引を好む投資家向き。
いかがでしたか。
この解説だけでは、どれを買うべきか決めかねますよね。
でも、この4つの分類と特徴を頭に入れながら、物件情報に触れる
だけでも、未知の分野に対する一つのハードルを下げることに
つながると思います。