今、地震保険を見直すとき
2016/11/25 最新情報
「2017年1月から、地震保険料が改定になります」
不動産を所有している方は誰でも、
地震保険について一度は考えたことがあると思います。
地震保険ははっきり言って割高に感じるし、
一度も震災を体験したことがない方にとっては
「かなり可能性の低いこと」
と思うかもしれません。
しかし、私自身は2011年の東日本大震災で
自宅が8.3㎝傾く、という体験をしていますし、
その際に保険に加入していたおかげで経済的には助けられた
ことも身をもって実感しています。
そのとき、もしも収益物件が被災していたら、
と思うとゾッとします。
そしてそれは、現実的に大いにあり得ることです。
しかも今回お伝えするのは、
地震保険の値上げに関するニュースです。
なぜ値上げするのかというと、
ますます地震が起きるリスクが高まっている証拠ですね。
では本題。
2017年1月から、地震保険料が改定になります。
まずは地震保険の3つの基本をおさらいしましょう。
-
地震保険は単独では加入できません。
必ず火災保険とセットで加入します。
-
保険金額は火災保険の50%が上限。
そして、有事の際の受け取り基準は
「全損」・・・保険金額の100%
「半損」・・・保険金額の50%
「一部損」・・・保険金額の5%
の3段階です。
-
保険の掛け金はエリアによって異なる。
ここ、意外に思われるかもしれませんが、
都道府県によって地震発生リスクが異なるので
掛け金も変わるのです。
というわけで、保険料が改定になるのも
都道府県によって違います。
値上がりするエリアと値上がり率
埼玉県14.7%、茨城県、徳島県、高知県14.4%
東京、神奈川、千葉の主要都市は11.4%。
値下がりするエリアベスト3
愛知県、三重県、和歌山県−15.3%
詳しい情報はこちら。
値上がりするエリアに物件を所有している場合、
地震保険に加入するなら
2016年12月までに
最長5年の契約をすることをお勧めします。
すでに加入している保険があるなら
現在の契約を見直して、
2016年12月までに
最長5年の契約をすることをお勧めします。
ただし、火災保険とセットになりますので、
長期間の保険に加入しているケースでは
新規契約に切り替えることによって
火災保険の方が割高になってしまうこともあり得ます。
2015年10月1日の火災保険料改定
についてのブログはこちら。
切り替えることが本当に得策かどうか
まずは代理店に確認することが大切です。
そして、この機会に
地震保険について
少し意識を高めてみると良いですね。
***************
前号のブログ
第一線の不動産販売会社セールスが語る本音とは?
***************