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不動産投資とお茶のいれ方

  2016/07/03    リアルな活動報告

大阪セミナーが終了した翌日、

ちょっと足を伸ばして奈良を訪ねました。

 

奈良県は、かつて1回くらい仕事で行ったかもしれないけれど

ほとんど記憶になく、

修学旅行は東北と広島・山口だったので、

何と、50歳になってほぼ初めての訪問となりました。

 

日本の歴史のほぼ創世記に近い時代からゆかりの深い

この地を、これまで訪れる機会を持たなかったことに

日本人として少々恥ずかしく思います。

 

しかし気を取り直して、奈良を十分に楽しんできました。

 

JR奈良駅の改札で、かつて仕事の仲間だった方と再会し

そのまま車に乗せられて

月ヶ瀬というお茶の産地へ連れて行ってもらいました。

 

ここでは摘みたてのお茶を自社工場で焙煎する様子を

見学させてもらいました。

 

そのすぐそばには上品なカフェがあり

高級な一本作りのバーカウンターに座って

ご主人が自ら編み出した「淹れ方」で

お茶にかける熱い想いを聞きながら

ぐい飲みのような茶碗で「3杯」いただきました。

 

「3杯」というのは意味があり、

全て違う淹れ方で味わいます。

 

1杯目は48℃のお湯、

2杯目は50℃、

3杯目は52℃

と、徐々にお湯の温度を上げていきます。

 

いずれしろ私は普段、十分に沸騰したお湯で

お茶を飲んでいましたので、

50℃なんて、ぬるいのでは?

 

と疑いを持っていました。

 

ところがところが、

一杯目を口に入れると

これまでに体験したことのない

衝撃が走りました。

 

とっても丸やかな甘さが舌に絡みつくような感じで

これがお茶か! という驚き。

 

このあまりにも適切な温度が、

甘さをしっかり醸し出しているものと確信しました。

 

2杯目は、1杯目に比べて渋みが加わり、

甘い→渋い→甘い→渋い

と半々の味わいをリズミカルに楽しませてくれます。

 

そして3杯目はキリッとお茶の味が立ち

しっかりと「お茶っ葉」の味を堪能して

悔いのない締めくくりとなりました。

 

しかも、この温度はなんと、全て

ご主人・井ノ倉光博さんの、手のひらで測られているのです。

 

この3杯のお茶にかけるご主人の心意気と

本当に美味しいお茶の味に感動しました。

 

 

このお店の名前は「ティーファーム井ノ倉。」

さすがに本物は、どんなに人里離れていても

周囲が放って置かないようで、

Discover Japan 7月号に

しっかり特集されています。

 

また、パークハイアット東京でも名店の逸品として取り扱われ、

BVLGARIとのオリジナル商品も販売されているようです。

 

ひょんなことから

ものすごい職人さんと知り合い

私の大好きな「こだわり」への執念を学ぶことができました。

https://www.facebook.com/inokura.chaen/

 

自分が納得するまで努力し、追求し続ける

 

これが一流人のマインド。

 

不動産投資家にも、この気概が必要なのです。

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