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怒りのコントロールと不動産投資

  2016/02/28    リアルな活動報告

怒りという感情は必ずしもマイナスのものではなく、

その本質を正しく理解することによって

より良いコミュニケーションに役立てることができる

 

という主旨を伝えるセミナーを受講してきました。

 

登壇者は日本アンガーマネジメント協会 理事長の

 

安藤俊介氏。

 

アンガー=怒り  を

マネジメントする

 

というのは、1970年にアメリカで生まれた

トレーニング方法だそうです。

 

人の感情には「喜」「怒」「哀」「楽」の4つがありますが、

その中でも「怒」は攻撃的で

相手との距離を遠ざけるきっかけになりやすいものです。

 

だからなるべく怒らないようにするべきか、

というと、そうでもないのです。

 

怒りは人間にとって自然な感情の一つであり、

なくすことはできません。

 

怒りを我慢することが美徳なのではなく、

怒る必要のあることには上手に怒り

怒る必要のないことには怒らない

 

という考え方で

自分の感情に責任を持てるなら

その感情を選んだことに自信を持てるなら

怒りは時にパフォーマンスやエネルギー、

モチベーションを生み出す糧にもなり得ます。

 

ただ一つだけ覚えておいた方が良いのは、

怒りは「二次的感情」であり、

そこに到達するまでには必ず

 

不安、つらい、苦しい、痛い、嫌だ、

疲れた、寂しい、虚しい、悲しい

 

などの「一次的感情」が存在する

ということです。

 

そしてさらに、その一次的感情を

引き起こすのは

 

「〜べき」という

 

自分だけの価値基準、理想が存在するからなのです。

 

その「〜べき」という価値基準は

絶対的なものではなく、

 

人によって、または同じ人でも

気分によって

大きく変動します。

 

ですので、その「〜べき」という思い込みを

相手の立場に合わせて変動させることで

コミュニケーションは大きく改善されます。

 

例えば不動産オーナーの場合

気をつけた方が良いのは管理会社さんとの関係です。

 

オーナーとしては自分の所有物件を

「満室にするべき」

「こちらの質問には直ちに応えるべき」

など、自分本位の価値基準を持ってしまいがちですが

 

管理会社の立場を先に理解し、

「なぜ今、満室にできないのか」

「なぜすぐに返事ができないのか」

という相手の事情をより深く理解することで

 

コミュニケーションは劇的に変わります。

 

ビジネスでも家族でも、

相手が自分と同じ価値基準を持っている時には

遠慮なく怒ることで

より正確に、迅速に

こちらの気持ちが伝わることがあります。

 

このように自分と相手との違いを

関心を持って受け入れることができれば

不動産に限らず、いろんなビジネスでの

人間関係をスムーズに構築することができますね。

 

自分のことをより正しく理解してもらい、

相手のことをさらに深く理解することこそが

成功への鍵を握ります。

 

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