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不動産投資家が書店を訪ねて学んだこととは?

  2016/02/09    リアルな活動報告

私の本「自己資金0円からはじめる不動産投資」

が発売になり、今日は新宿・渋谷の大手書店さんへ

ご挨拶に行ってきました。

 

本を書くのも初めてですが、

当然、著者として書店を訪問するなど

何もかも初めての体験でドキドキ・ワクワク。

 

出版社の営業マンの方が各書店さんの

「ビジネス書」担当の方にアポをとっていただき

 

私の方は手書きのPOPと

書店購入キャンペーンのチラシをもってスタンバイ。

 

キャンペーンの内容はこちら。

http://sakuragi-juku.com/shikin0

 

今まで何度も書店には行っているけれど、

お店の人に自分の本を売り込むなんて

どうすればいいんだろう、と不安になります。

 

ところがそんな心配は

最初のお店を訪問した途端に吹き飛びました。

 

書店の店員さんは

日頃、レジや書棚の整理だけでなく、

注文を出したり、届いた書籍を開墾して

チェックしたり

という作業に追われています。

 

特に大きい店では、

一日に何十種類もの本が届くので

それをきちんと整理し、

書棚に入れるのは大変な作業になります。

 

そんな中、

店員さんと話していて気付いたのは

常に「どう並べれば本が売れるか」

を考えているということ。

 

これは当たり前のことなのでしょうが、

ビジネス書にはビジネス書専門の担当がいて

最近の流行や来店する人々のニーズをつかんで

どういう順番・どういう向きで陳列すれば

お客様の目を引くか

これをとても真剣に考えています。

 

なぜならば、

「本を売る」ということにおいては

接客がほとんどありません。

 

この本のここが面白いんですよ

こういう方にオススメですよ

 

といった売り込みは、書店では一切ありませんよね。

 

だからこそ、本の表紙・背表紙の文言やデザイン

そして配置の仕方が

そのまま販売効果に顕れてしまうのです。

 

実際、

背表紙ではなく正面を向けて置くと、売れる。

立てかけるのではなく下の段に平置きすると、さらに売れる。

 

ということを

どの書店の店員さんもおっしゃっていました。

 

自分が本を買う時

指名買いの場合は

棚に並んでいる背表紙を探すけれど

 

ただ何気なくフラーっと本棚を眺めているときは

「平置きされている本」に一番注目しているのかなぁ

 

と、購入者の気持ちになって

もう一度考えてみたりました。

 

もう一点、ほとんどの店員さんが話されていたのは

「POPは手書きに限る」

ということ。

 

POPとは、色紙などにその本の特徴を書いて

そばに飾っておく

いわば販促ツールです。

 

これが、普通は綺麗な写真だったり

美しい色遣いの印刷物だったりすることが

多いのですが、

 

だからこそ

作家や書店員が直筆したコメントがあると

そういった大手の書店さんでは

ひときわ目をひくのだそうです。

 

私だけでなく、気合の入った筆者の方は

皆、「手書きのPOP」を持ち込んでくるそうです。

 

手書きって、自分では美しくないと思っていても

見る人にとっては

興味深く、読みやすいものになるそうです。

 

そんな説明を聞きながら

担当者が受け持ちの棚にかける

執念のようなものを感じました。

 

よほどのベストセラーでない限り

一日にまとめて売れるビジネス書は少ないです。

 

だからこそ、一日一日

お客様の反応・無反応を嗅ぎ分けながら

 

もっとも売れる陳列方法を試行錯誤し

成果を出していくのです。

 

それが書店員さんの

プロフェッショナル。

 

今日は6ケ所の書店を訪ね

日頃は気づくことのなかった

店員さんの視点に触れることができました。

 

世の中にはいろんな見方があります。

 

書店に入る時

 

購入者の視点

販売者の視点

作家・出版者の視点

 

を使い分けてみると

 

また違った発見があり、

一層面白くなるかもしれませんね。

 

私・桜木大洋の本の情報はこちら。
http://sakuragi-juku.com/shikin0

 

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