不動産取得でお金を借りる時のチェックポイントは?
2016/06/07 誰にも聞けない基本知識
物件取得に関する手続きで、
通常の段取りとしては
売買契約を締結した後
金融機関の融資承認が下りたら、次は
【金銭消費貸借契約】
のステージになります。
これは「金消」(きんしょう)
と呼ばれているもので
金融機関とあなたが
融資について結ぶ契約です。
不動産会社さんとの会話の中で
「きんしょう」という言葉を発すると
お、初めてじゃないな、
という印象を持たれます。
仮に向こうから言われた場合でも
金消=金銭消費貸借契約
のことだと心得てください。
ここで大事なこと
確認すべき項目をいくつか挙げて
解説していきます。
1)融資金額
売買金額に対し、どれだけ融資してくれるのか
この金額を確認する際には
仲介手数料や印紙代、
そして金融機関側の取り分として
「ローン手数料」
さらには
数ヶ月後に税務署から請求される
「不動産取得税」
などを全て含めた「諸経費」を含め
不足がないかどうか
事前に「精算書」を確認しておかなければなりません。
2)金利
まずは何%の金利でスタートするか
変動金利か固定金利か
変動金利の場合、
優遇期間はいつまでか
優遇期間が終了した後の金利はどうなるか
固定金利の場合
固定期間は何年で
固定期間終了後はどんな選択肢があるのか
(再び固定or 変動を選択できるのか)
について確認し、
金利の「%」数値は自分で書かされるケースも多いです。
3)違約金もしくは繰上げ返済手数料
「5年以内に全額返済した場合、
違約金として残債の2%を申し受ける」
えー? 返済するのに違約金がかかるの?
と思う人がいるかもしれませんが
これは金融機関サイドとして
他の銀行に借り換えられる時のリスクヘッジ
という意味合いもあるのです。
金融機関はお金を貸すのが商売ですから
いっぺんに返されるのは
ちっとも嬉しくありません。
一度金消契約を結んだら
決められたスケジュール通りに返して欲しいのです。
この「違約金」は
例えば1億円の残債があると、
×2%=200万円ですから
決して侮れません。
もしも低金利の銀行に借り換えるなら
残債だけでなく、更にこの200万円を
プラスして支払わなければならない
ということを覚えておきましょう。
そして、ちょっとうっかりしがちなことですが
売買契約と、この金銭消費貸借契約は
基本的に「本人」が直接サインするものです。
特に金消契約はお金を貸してくれる「金融機関」
と締結するため
どうしても金融機関の営業日、
つまり平日になります。
サラリーマンの方は
このために休暇を取る必要がある
ということも覚悟しておいてください。
計画性をもったスケジューリングも大事です。
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売買契約時の手付金は戻ってくるのか?
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